RiM-f

RiM-f（リム・ふくやま）詳細情報

概要

RiM-f（リム・ふくやま）は広島県福山市に所在する大規模な複合商業ビルです。1992年に「福山そごう」として開業し、その後様々な変遷を経て現在の名称に至りました。このビルの設計は地上9階、地下2階であり、店舗面積は約39,000平方メートルを誇ります。福山駅南口から西へ400メートルの位置にあり、歩いて約5分でアクセス可能です。

歴史

福山そごう時代
1992年4月29日に開業した福山そごうは、オープン当初「夢発信。素敵が集うミュージアム」というキャッチフレーズで、中国・四国地方最大の百貨店として注目を集めました。しかし、バブル崩壊の影響により、経営は厳しくなり、2000年に閉店しました。その後、福山市がこのビルを取得し、運営の再開を目指しました。

福山ロッツ時代
2003年に天満屋との賃貸借契約を結び、「福山ロッツ」として再スタート。114店のテナントが出店し、開店当日は5万5000人が訪れるなど、活況を呈しましたが、その後の経営状態は次第に悪化し、2013年に閉店。不況の影響を受けてテナント数が減少し、赤字が続きました。

RiM-fへと再生
2013年4月に運営が大和情報サービスに移行し、「RiM-f」という新たな名称で営業を始めました。この名称は福山市民が集う場としての願いを込めたものです。しかし、経営環境は厳しく、2020年8月には再び閉店することとなりました。

福山市の取り組み

福山市は、ビルの再生計画を策定し、様々な案が検討されました。最終的には「閉鎖リノベーション案」が選定され、1階フロアのみを商業施設として再開することになりました。この計画を受けて、2022年には「iti SETOUCHI」として再オープンしました。

現在の状況

「iti SETOUCHI」では、飲食店や物販テナントが出店し、地域住民のフリースペースとしても利用されています。しかし、平日の集客には苦戦しており、昨今のトレンドやイベント開催での賑わいを図る一方、新規テナントの入居が課題となっています。2023年末には、クレーン会社がコワーキングスペースを移転させるとの報道もあり、地域にとって新たな展開が期待されています。

アクセス

鉄道

• - 山陽新幹線・JR山陽本線・福塩線の福山駅から徒歩約5分

自動車

• - 山陽自動車道の福山東ICから約20分

まとめ

RiM-fは、福山市の中心部で歴史的な背景を持つ商業複合施設であり、地域の活性化の象徴的存在としての役割を果たしています。様々なテナントと市民活動の場が共存することにより、多様なニーズに応える場所として今後の発展が期待されています。

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