Rimless〜フチナシノセカイ〜

IKU 2ndシングル「Rimless〜フチナシノセカイ〜」：目に見えない縁を信じる、透明感あふれる楽曲

2008年11月26日、ジェネオンエンタテインメントよりリリースされた、シンガーソングライターIKUの2枚目のシングル「Rimless〜フチナシノセカイ〜」。北海道を拠点に活動する彼女の、繊細かつ力強い歌声が堪能できる作品です。

前作シングル「音のない夜空に／木の芽風」に続く本作は、タイトルにもなっている「Rimless〜フチナシノセカイ〜」と、カップリング曲「名残の月」、そしてそれぞれのインストゥルメンタルバージョンを収録。

表題曲「Rimless〜フチナシノセカイ〜」は、作詞をIKU自身、作曲を高瀬一矢氏とIKUが共同で行い、編曲を高瀬一矢氏が担当。「Rim」が縁を、「Less」がないという意味を持つ造語である「Rimless」という言葉には、IKU自身の想いが込められています。それは、目に見えないもの、形のないもの、普段は意識しないような存在を信じること、そしてそれらを大切にすることの大切さ。彼女の透明感あふれる歌声と相まって、聴く人の心に優しく語りかけてきます。

楽曲の世界観をさらに深く表現するために、プロモーションビデオは南国の楽園、サイパンにて撮影されました。エキゾチックな風景とIKUの繊細な歌声が織りなす映像は必見です。

カップリング曲「名残の月」は、作詞・作曲をIKU、編曲をBlues T氏が手がけた楽曲。表題曲とはまた違った、彼女の表現力を感じられる一曲です。「Rimless〜フチナシノセカイ〜」とは対照的に、より内省的な、静謐な世界観が展開されます。

そして、シングルには「Rimless〜フチナシノセカイ〜」と「名残の月」それぞれのインストゥルメンタルバージョンも収録。IKUの歌声なしで楽曲を聴くことで、メロディーやアレンジの巧みさ、楽曲の構成を改めて感じ取ることができます。

2009年1月2日には、日本武道館で行われたライブイベント『I'VE in BUDOKAN 2009 〜Departed to the future〜』にゲスト出演。このイベントで「Rimless〜フチナシノセカイ〜」と前作シングルの「木の芽風」の2曲を披露し、多くの観客を魅了しました。武道館という大舞台で、彼女の歌声が響き渡った瞬間は、多くのファンにとって忘れられない思い出となったことでしょう。

「Rimless〜フチナシノセカイ〜」は、IKUの音楽性、そして彼女自身の内面を深く知ることができる、まさに代表作と言えるシングルです。美しいメロディー、繊細な歌詞、そして力強い歌声。これらの要素が一つになり、聴く人に忘れられない感動を与えてくれるでしょう。

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