Root of my mind

コブクロのインディーズ時代を彩る貴重な一枚、『Root of my mind』は、2000年3月4日に、彼らのライブ会場であるバナナホールにて限定発売されたアルバムです。正式なタイトルは『Root of my mind』ですが、会場限定販売盤は『桜』というタイトルでリリースされました。

このアルバムには、後にメジャーデビュー後も彼らの代表曲として愛され続ける楽曲が複数収録されています。中でも「DOOR」、「桜」、「轍-わだち-」の3曲は、後にシングルとしてリリースされ、大きな成功を収めました。さらに、メジャーデビュー後のアルバム『Roadmade』に収録された「2人」も含まれており、彼らの初期の音楽性を知る上で重要な作品となっています。

限定盤『桜』は、ジャケットの色が桜色になっており、コブクロの黒田俊介さんと小渕健太郎さんの2人の人形がデザインされた、コレクター垂涎のアイテムでした。収録曲自体は『Root of my mind』と同じですが、この特別なパッケージングが、ファンにとって特別な思い出を呼び起こすものとなっています。

収録曲の一つである「赤い糸」は、その後、シングル『蒼く 優しく』のライブバージョンとして収録されたほか、『時の足音』やアルバム『CALLING』にも収録されるなど、彼らの代表曲の一つとして長く愛され続けています。さらに、人気女優の新垣結衣さんが「赤い糸」をカバーしたことも話題となり、コブクロ版のミュージックビデオにも新垣さんが出演しています。これは、コブクロの楽曲が多くのアーティストやファンに影響を与え、広く支持されていることを象徴する出来事と言えるでしょう。

『Root of my mind』は、現在では入手困難なレアアイテムとなっていますが、後のメジャーデビュー後の彼らの成功の礎となった重要な作品です。このアルバムに収録されている楽曲は、彼らの音楽的才能とポテンシャルを余すことなく示しており、聴く者の心を掴んで離さない魅力に溢れています。インディーズ時代のコブクロの音楽に触れたい、彼らの音楽的ルーツを知りたいという方には、必聴のアルバムと言えるでしょう。彼らの初期の音楽性を堪能し、現在の彼らの成功へと繋がる道のりを垣間見ることができる、まさに歴史的な一枚です。

アルバム全体を通して、若々しいエネルギーと、確かな才能を感じさせる楽曲が並んでいます。後のシングル曲にも匹敵するクオリティの高さと、聴き応えのある楽曲の数々は、彼らの音楽に対する情熱と才能の高さを証明しています。このアルバムを聴けば、コブクロというアーティストの、その後の成功を予感させる、彼らの才能と可能性を肌で感じることができるでしょう。限定盤『桜』を入手することは困難ですが、『Root of my mind』を通して、コブクロの初期の音楽世界に触れることは、彼らの音楽をより深く理解する上で非常に有益な経験となるはずです。

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