Rude-α(ルードアルファ)は、1997年
2月8日に
沖縄県沖縄市で生まれ、同地で育った日本のラッパーです。そのキャリアは、
ストリートダンスに熱中した高校時代に始まりました。高校1年生の頃からダンスに取り組み、様々なダンスバトルやイベントで経験を積みました。高校2年生になると
ラップと出会い、これを機に
音楽活動を本格的に開始します。
彼の名が一躍知られるきっかけとなったのは、
2014年に開催された「第6回
BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」です。
沖縄県代表としてこの大会に出場し、全国の強豪が集まる中で見事準優勝という輝かしい成績を収めました。この活躍により、若手ラッパーとして大きな注目を集めることになります。
地元沖縄での活動も精力的に行い、
2015年6月には初のEPとなる『098 ORCHESTRA』を
沖縄県限定でリリース。この限定販売EPは、地元での人気の高さを示すかのように2000枚を完売させました。
さらなる活動の場を求め、
2016年4月には活動拠点を東京に移します。同年9月には、ジャンルを超えたユニークなコラボレーションとして、DALLJUB STEP CLUBのドラマーである
GOTOと共に、ドラムと
ラップのみで構成された楽曲「19」を発表し、話題となりました。
音楽活動以外でも新たな挑戦を続け、
2017年3月に日本で公開されたアニメーション映画『
SING/シング|SING_シング』では、吹替声優として参加し、ワニのキャラクターの声を担当しました。
2019年5月には、メジャーデビューEP『22』をリリースし、キャリアの新たなステージに進みました。同年7月には、このメジャーデビューEPの発売を記念したワンマンライブ「Rude-α LIVE『22』」を大阪と渋谷で開催し、多くのファンを集めました。また、同年7月に発表された新曲「LIFE」は、人気テレビアニメ『Dr.STONE』のエンディングテーマ曲に採用され、より幅広い層にその名と
音楽が届けられました。アニメとのタイアップは、彼の
音楽が持つ魅力が多様なメディアで評価されていることを示しています。
その後も精力的な活動を続けていましたが、2021年10月には独立を発表し、アーティストとしての新たな歩みを始めました。
音楽活動以外にも、ラジオ番組「Kiss FM KOBE『MUSIC APPLE』」でレギュラーパーソナリティを務めるなど、メディア露出も多数あります。テレビ番組への出演や、様々なイベント、ワンマンライブへの参加を通じて、多方面で活躍を続けているアーティストです。これまでに複数のシングル、EP、アルバムなどをリリースしており、そのディスコグラフィーは着実に広がりを見せています。