S&Tモータース

KRモータースについて

KRモータース（KR Motors Co., Ltd.）は、韓国の慶尚南道昌原市に本社を置くオートバイメーカーです。1978年にヒョースングループの機械工業部門として設立され、翌年から「ヒョースン・スズキ」ブランドでスズキのオートバイのライセンス生産を開始しました。

歴史

1986年には、日本の静岡県浜松市に設計開発センターを設け、翌年から自社独自のデザイン・設計による車両開発をスタートさせました。1988年のソウルオリンピックでは、オフィシャルサプライヤーとして自社製の車両を提供しています。

2003年にヒョースングループから独立し、2007年にはS&Tグループに買収されS&Tモータースとなりましたが、2014年にコラオ（KOLAO）ホールディングス（現LVMCホールディングス）に買収され、現在の社名に変更されました。

近年では、ビジネスバイクだけでなく、より趣味性の高い大型排気量モデルまで幅広いラインナップを展開しており、オーストラリア、北ヨーロッパ、カナダ、アメリカなど、海外への輸出も積極的に行っています。

2012年の海外販売台数は約1万台、韓国国内市場でのシェアは約17%でした。同年の韓国国内二輪販売台数は8.7万台で、KRモータースは国内で約1.5万台を販売したと推定されています。

日本においては、大手オートバイ販売チェーンのレッドバロンが2007年からKRモータースの製品を取り扱っています。

主な製品

KRモータースは、様々な種類のオートバイを製造・販売しています。海外輸出向けには、「ヒョースン」（Hyosung）のブランド名が使用されています。

ロードスポーツ（「コメット」シリーズ）

GT650/S/R
GT250/S/R
GT125/S/R

クルーザー（「Aquila」シリーズ）

GV650
GV250
GV125

オフロード

RX125D/SM
Troy
ボバー
GV125s
GV300s

スクーター

Exceed
Megajet
Rapid
Grand Prix 125 4T
SF50 Prima/Rally/Rally50
SF100 Rally100
SD50 Sense
MS3 125/250
MS3-250/D

ATV（全地形対応車）

TE50 WOW50
TE100 WOW100
LT160
LT450

まとめ

KRモータースは、韓国発のオートバイメーカーとして、長年にわたり技術力を培い、国内外で高い評価を得ています。多様なラインナップと積極的な海外展開により、今後も成長が期待される企業です。

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