S.A.S. 英国特殊部隊

『S.A.S. 英国特殊部隊』：イギリス特殊部隊のリアルな戦いを描くアクションドラマ

『S.A.S. 英国特殊部隊』（原題：Ultimate Force）は、イギリスのITV1で2002年から放送開始されたテレビドラマシリーズです。イギリス陸軍特殊部隊第22連隊（通称SAS）の「レッドチーム」を主人公に、テロ対策や人質救出といった危険な任務に挑む隊員たちの姿を描いています。

このドラマ最大の特徴は、そのリアリティです。元SAS隊員が制作スタッフに加わっており、隊員の訓練、作戦、装備に至るまで、細部へのこだわりが随所に感じられます。単なるアクションドラマにとどまらず、特殊部隊員の日常や人間ドラマも丁寧に描かれており、視聴者を深く引き込みます。そのため、英国での放送時には高い人気を獲得し、シリーズ化されるほどの大ヒットとなりました。

日本ではWOWOWやスーパー!ドラマTVなどで放送され、配信サイトでも視聴可能でした。当初は各エピソードのタイトルのみが記載された販売形態だったため、視聴順序に戸惑うこともありましたが、現在はシーズンごとのボックスセットが発売されているため、問題なく全編を楽しむことができます。

主要登場人物

ドラマを彩る主要登場人物は、個性豊かで魅力的なキャラクターばかりです。

ロス・ケンプ（ヘンノ・ガルビー上級軍曹）：レッドチームのリーダー。冷静沈着な判断力と高い戦闘能力でチームを率いる。
ジェイミー・ドレイブン（ジェイミー・ダウ伍長）：レッドチームの隊員。経験豊富で、リーダーを支える存在。
トニー・クラン（ピート・トワムリー伍長）：レッドチームの隊員。当初は伍長でしたが、後に軍曹に昇進。
ダニー・スパーニ（リッキー・マン伍長）：レッドチームの隊員。
エリオット・コーワン（ジェム・ポイントン伍長）：レッドチームの隊員。
センディル・ラママーシー（アレックス・レオナルド伍長）：レッドチームの隊員。
アンソニー・ホーウェル（サム・レオナルド伍長）：レッドチームの隊員。
アレックス・レイド（キャロライン・ウォルシュ大尉）：
ジェイミー・バンバー（ドッツィ・ドーニー中尉）：レッドチームの指揮官。
リチャード・アーミティッジ（イアン・マカルウィン大尉）：レッドチームの指揮官。
サム・カリス（パトリック・フレミング大尉）：レッドチームの指揮官。
その他多数：個性豊かな隊員や関係者たちが物語を盛り上げます。

これらの俳優陣に加え、日本版吹き替えにも豪華声優陣が集結しています。大塚明夫さん、阪口周平さん、小野大輔さんなど、実力派声優陣による迫力ある演技も、本作の魅力の一つと言えるでしょう。

各シーズンのエピソード

『S.A.S. 英国特殊部隊』は全4シーズンで構成されています。それぞれのシーズンで異なるミッションに挑むレッドチームの活躍が描かれており、毎回手に汗握る展開が繰り広げられます。

シーズン1では、「キルハウス」「ブレイクアウト」「エネミー・ゾーン」といったエピソードが放送され、未公開エピソード「ジャスト・ア・ターゲット」も存在します。シーズン2では「シージャック」「テロリズム」「バトルミッション」、シーズン3では「ハイジャック」「エネミー・ライン」「デッド・リミット」「チェチェン・ウォー」、シーズン4では「レッド・ホステージ」「コロンビアン・コネクション」「アルカイダ・クラッシュ」「バスジャック」「プルトニウム・テロ」といったエピソードが放送されました。各エピソードのタイトルからは、その内容を想像することができるでしょう。

まとめ

『S.A.S. 英国特殊部隊』は、リアルな描写と緊迫感あふれる展開、そして魅力的なキャラクターたちが織りなす、質の高いアクションドラマです。特殊部隊に興味がある方、アクションドラマ好きの方、そして質の高い海外ドラマを探している方におすすめの作品です。一度視聴すれば、その魅力にきっとハマることでしょう。

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