SAM (ダンサー)

SAM（サム）について

SAMは、1962年1月13日生まれの日本の著名なダンサーで、本名は丸山正温（まるやま まさはる）です。彼は埼玉県さいたま市岩槻区に生まれ、獨協中学校および獨協高等学校を卒業しました。身長は176cmで、血液型はB型です。彼のアーティスト名「SAM」は、本名の「MASAHARU」の頭文字を逆に読んだという説と、寒がりな性格から付けられたという説があります。2007年に放送された番組で、名づけの由来を語っています。

家族背景と医療への道

彼は医者の家系に生まれ、父は産婦人科医で、さいたま市岩槻区の「丸山記念総合病院」の創設者の一人である丸山正義です。家族には他にも医療従事者が多く、従弟には国会議員の古川俊治がいます。彼の祖洋や高祖父も藩士として活躍しており、その家系は医療に深い関わりを持っています。

ダンスの道への転機

SAMは19歳の時に「全国フラッシュダンスコンテスト」で優勝し、単身ニューヨークに渡ります。そこで彼はダンスの基礎とともにストリートダンスに触れ、多くを学びました。1982年には「チャンプ」として歌手デビューし、1984年には「リフラフ」として再デビューします。この時にはすでに「SAM」という名前を使用していました。

TRFとダンスプロデューサーとしての活躍

1992年に小室哲哉のプロジェクト『TRF』に参加したことで、彼のキャリアは大きく飛躍します。TRFでは、振付だけでなく、ライブの舞台設計や照明、効果などの重要なポジションも担当しました。小室とは当初、彼の音楽に対して少し手厳しい意見も持っていたようですが、共に多くの成功を収めていきます。

また、TRFに加わる以前からも多くのアーティストに対して振付を手掛けており、V6や安室奈美恵、BoAなど、多士済々のアーティストとコラボレーションしてきました。

プライベートと新たな挑戦

1997年には安室奈美恵と結婚し、翌年には第1子となる男児が誕生しますが、2002年には離婚。以降、彼は2004年にダンススクール『SOUL AND MOTION DANCE STUDIO』を設立し、自身のダンススタイルを広めています。その後、様々なプロジェクトに関わりながら、次世代への指導にも力を入れています。

2014年には20代の一般女性との再婚を果たし、家庭生活も充実させました。2022年にはDJ KOOと共に「いきいき健康長寿応援大使」に就任し、地域への貢献も行なっています。

新たな音楽ユニット

2024年にはDJ KOOとともにJ-RAPユニット『B.O.C』としてデビューを果たします。このユニット名は、「BEEF OR CHICKEN?」の略であり、SAMとDJ KOOがかつて経験したエピソードに由来したものです。このデビューに向けた活動も注目されています。

SAMの多彩な人生は、ただのダンサーに留まらず、家族、アーティスト、教育者としての顔を持ち合わせたものであり、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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