SBペイメントサービス

SBペイメントサービス株式会社は、ソフトバンクグループ傘下の企業であり、オンライン決済代行サービスとカード事業を主な事業としています。2004年にソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社として設立され、2019年に現在の商号に変更されました。

沿革

設立から決済代行サービス開始まで (2004年)

2004年10月1日、ソフトバンク（現ソフトバンクグループ）の100%子会社として、ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社が設立されました。同年12月には、クレジットカード決済代行サービスの提供を開始し、オンライン決済市場への参入を果たしました。

事業拡大と決済プラットフォームの確立 (2005年 - 2010年)

2005年7月には、ヤフー、ソフトバンクBB、日本テレコムの3社からコンシューマー向け決済のデータ処理を受託し、事業規模を拡大。同年8月には集金代行サービスも開始しました。2007年にはソフトバンク携帯電話ユーザー向けのクレジットカード「SoftBank カード」を発行し、カード事業にも進出。2010年にはプリペイド（前払い式支払い手段）第三者型発行者の登録を行い、仮想通貨サービスの提供を開始しました。

海外展開と提携の強化 (2011年 - 2015年)

2011年には資金移動業の登録を行い、フィリピン向け海外送金サービス「GCASH REMIT」を開始。MasterCardとVisaのブランドライセンスを取得し、国際的な決済ネットワークへのアクセスを強化しました。2012年にはベリトランスら5社と「EC決済協議会」を設立し、業界の発展に貢献。2014年にはKCカード（現ワイジェイカード）の株式の一部を取得し、関係を強化しました。2015年にはワイジェイカードへの出資に加え、損害保険代理業務を開始。プリペイドカード「ソフトバンクカード」の提供を開始するなど、決済サービスの多様化を進めました。

ソフトバンクグループ完全子会社化と商号変更 (2015年 - 2019年)

2015年9月には、全株式がソフトバンクに移管され、同社の完全子会社となりました。同年10月には「UnionPay（銀聯）」メンバーシップライセンスを取得し、グローバル展開を加速。2019年1月1日には、現在のSBペイメントサービス株式会社に商号を変更しました。

オフィス移転と現在 (2021年)

2021年7月5日には、本社を汐留住友ビルから東京ポートシティ竹芝オフィスタワーに移転しました。SBペイメントサービスは、オンライン決済の多様化に対応し、ユーザーにとって便利で安全な決済サービスを提供することを目指しています。

関連項目

ワイジェイカード
ソフトバンク
クレディセゾン

外部リンク

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