SBS東芝ロジスティクス

SBS東芝ロジスティクス株式会社：歴史と事業展開

SBS東芝ロジスティクス株式会社は、SBSホールディングスグループに属する国内大手物流企業です。その歴史は1974年にまで遡り、東芝グループの完全子会社として「東芝物流株式会社」として設立されました。その後、東芝運輸興業との合併を経て、2011年には「東芝ロジスティクス株式会社」へと社名を変更。長年にわたり、東芝グループ各社の物流を支える重要な役割を担ってきました。

事業内容は多岐に渡り、材料、製品、そしてリサイクル品の物流まで幅広くカバーしています。特に、変圧器などの重量物の輸送には、大型特殊車両を活用するなど、高度な専門性を有しています。東芝グループ内にとどまらず、グループ外の企業に対しても物流サービスを提供し、高い顧客満足度を実現してきました。

2020年、大きな転換期を迎えます。東芝は保有株式の66.6％をSBSホールディングスに譲渡、東芝グループから独立しました。この譲渡は当初10月1日を予定していましたが、手続き上の都合により11月2日に延期され、同日付でSBSホールディングスの傘下に入りました。東芝は残りの株式33.4％を保有する形となりました。

グループ移籍を機に、2021年1月1日には社名を現在の「SBS東芝ロジスティクス株式会社」に変更。新たな体制のもと、更なる発展を目指しています。2022年3月には本社を神奈川県川崎市から東京都新宿区に移転し、事業拡大に向けた体制強化も図っています。

事業拠点は日本全国に広がり、北海道から九州まで主要都市に支店を展開。これにより、広範囲かつ迅速な物流サービス提供を可能としています。主な拠点としては、東京都新宿区の本社をはじめ、北海道、北関東、南関東、北陸、中部、関西、九州などに支店が設置されています。

関係会社も国内外に多数存在し、グローバルなネットワークを構築しています。国内ではTLロジサービス株式会社が連携会社として挙げられます。海外では、中国、香港、東南アジア、欧州、そして北米地域にまで広がり、国際的な物流ニーズに対応できる体制を整備しています。具体的な拠点としては、上海、大連、杭州（中国）、香港、フィリピン、タイ、シンガポール、ベトナム、インド、マレーシア、ドイツ、そしてアメリカ合衆国などに関係会社が存在します。

沿革
1974年10月：株式会社東芝の全額出資により東芝物流株式会社設立
1977年4月：東芝運輸興業と合併
2011年2月1日：東芝ロジスティクス株式会社に社名変更
2020年11月2日：東芝が保有する株式の66.6％をSBSホールディングスへ譲渡、東芝グループから離脱
2021年1月1日：商号をSBS東芝ロジスティクス株式会社へ変更
2022年3月1日：本社を神奈川県川崎市から東京都新宿区へ移転

SBS東芝ロジスティクス株式会社は、長い歴史と実績を基盤に、更なる発展を目指し、多様な顧客ニーズに応えるべく、物流業界をリードする存在として今後も成長を続けていくことでしょう。

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