SDコマンド戦記III SUPER G-ARMS
『SDコマンド戦記III SUPER G-ARMS』は、SDコマンド戦記シリーズの第3作目であり、新たな舞台として宇宙戦争を選んだ作品です。この物語では、連邦宇宙軍とその敵であるコスモザタリオンとの戦いが中心となっています。前作までの地上戦や近未来都市から、一転して宇宙という広大な舞台で物語が展開されます。シリーズ全体のクライマックスとも言える本作は、漫画版では
神田正宏がストーリーを担当し、これによって多くのファンに支持されました。
あらすじ
物語は、ジオニック・コネクションを滅ぼしたガンダムフォースが新たな敵、コスモザタリオンと対峙するところから始まります。Vコマンドガンダムが出した知らせによって、スターガンダムGP01が登場し、連邦宇宙軍の戦いが新たな局面を迎えます。この時、コスモザタリオンは単なる尖兵に過ぎなかったことが明らかになり、連邦宇宙軍は新たな仲間を迎え入れて戦艦ジェネラルに乗り込みます。
物語が進む中で、G-ARMSの面々は新たな仲間と共に様々な戦艦を駆使して宇宙を舞台に壮大に戦いを繰り広げます。各キャラクター、メカ、そして彼らが織り成すドラマは、ファンを引き込む魅力を放っています。
登場人物
連邦宇宙軍
- - 戦神コマンドフォーミュラー90(ガンダムF90): 連邦宇宙軍に入隊した昔の戦士で、Vコマンドの真の姿を持つ。
- - スターガンダムGP01(ガンダムGP01): 機動艦隊スターフリートのリーダーで、G-ARMSを宇宙へ導く役割を果たす。
- - フォートレスエンペラーG(Sガンダム): 古代の巨大兵器で、伝説の戦神とも称される存在です。
SUPER G-ARMS艦隊
- - キャプテンフォーミュラー91(ガンダムF91): Vコマンドが密かに仕込んだシステムによりパワーアップした姿。
- - ファイナルフォーミュラー: 最終決戦時にキャプテンフォーミュラー91とフューラーコマンダーが融合された存在。
コスモザタリオン帝国
- - カイザー: コスモザタリオンの支配者であり、マイナス思念のエネルギー体です。
- - 総帥フューラーコマンダー(ガンダムMk-II): コスモザタリオンの実質的な指導者であり、宇宙軍に侵攻を進める。
アニメ版とスタッフ
本作は1993年に「機動戦士
SDガンダムまつり」の一環として劇場公開され、物語の展開は多くのファンからの注目を集めました。制作にはサンライズが関与し、
矢立肇と
富野由悠季原作の元、多くのスタッフ陣が作品に力を注いでいます。アニメ版では、様々なキャラクターが演じられ、音楽や演出にもこだわりが見受けられます。
関連作品
この作品は
SDガンダムシリーズの一部であり、元祖
SDガンダムや
武者ガンダム、
騎士ガンダムなど他の人気シリーズとも関連しているため、ガンダムファンにとっても必見の内容となっています。『SDコマンド戦記III SUPER G-ARMS』は、単なる続編にとどまらず、宇宙規模の壮大な戦争物語を描いた傑作です。