SEG CLIP

SEG CLIP（セグクリップ）

SEG CLIPは、アイ・オー・データ機器が製造・販売していたUSB接続型のワンセグチューナーです。USBメモリほどのコンパクトなサイズで、手軽にワンセグ放送を視聴できる点が特徴でした。

製品ラインナップ

初代 (GV-1SG/USB)

初代モデルは、USBコネクタがスライド式になっており、キャップを紛失する心配がない設計でした。また、付属品のクリップを使用することで、ノートパソコンの画面の縁に固定することが可能でした。

2代目（GV-SC200シリーズ）

2代目では、初代の弱点であった受信感度の低さを改善するため、ブースター回路とノイズフィルタが2つ搭載されました。屋内での使用を考慮し、F型コネクタ変換アダプタと外部アンテナが付属しています。本体サイズは初代と比較して約25%小型化されました。

バリエーションとして、以下のモデルが存在します。

GV-SC200: 標準仕様
GV-SC200M: Macintoshに対応したモデル。外箱のカラーが黒基調となっています。
GV-SC200L: F型コネクタ変換アダプタと外部アンテナを省略し、価格を抑えたモデル。

3代目（GV-SC300シリーズ）

3代目では、SDメモリーカード（SD-Videoのワンセグ動画対応ケータイ）やPSPへのムーブに対応しました。フレーム補完機能を搭載し、15fpsで放送されるワンセグ映像を擬似的に30fpsで表示することが可能です。

バリエーションは以下の通りです。

GV-SC300: 標準仕様
GV-SC300/SDM: 著作権保護機能に対応したSDメモリーカードリーダーライター「USB2-SDMV」とのセット販売モデル。
GV-SC300 (CL): アニメ「CLANNAD」とのコラボレーションモデル。メニュー画面やパッケージにCLANNADのキャラクターがあしらわれています。機能はGV-SC300と同等です。
GV-SC310: iPhoneやiPod touchへのダビングに対応したモデル。ロッドアンテナの色が銀から白に変更され、USB端子がキャップ式に変更されています。

4代目（GV-SC400シリーズ）

GV-SC400: 4GBのメモリを内蔵し、録画・視聴ソフトが本体にインストールされています。ソフトウェアのインストールが不要で、コンパクトなデザインが特徴です。

諸問題

GV-SC300シリーズでは、販売当初より録画の失敗やフリーズなど、動作の不安定さが指摘されていました。また、目玉機能であったPSPや携帯電話へのムーブ機能についても、ドライバアップデートでは改善が見られないという問題がありました。

関連情報

ワンセグ: 携帯電話などで視聴できる地上デジタルテレビ放送の規格。
アイ・オー・データ機器: SEG CLIPの製造・販売元。
バッファロー ちょいテレ: バッファローのワンセグチューナー。

外部リンク

SEG CLIP GV-SC200 公式ページ

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