SEKAI NO OWARI 2010-2019

SEKAI NO OWARI 2010-2019

『SEKAI NO OWARI 2010-2019』は、2021年2月10日にトイズファクトリーからリリースされた、日本のロックバンドSEKAI NO OWARIの初のベスト・アルバムです。このアルバムは、バンドのデビュー10周年を記念して発売され、前作『Eye』・『Lip』からほぼ2年の間を経てリリースされました。当初、アルバムのタイトルは『Box』として発表されていましたが、最終的には『SEKAI NO OWARI 2010-2019』というタイトルに変更されています。

このアルバムは、完全生産限定プレミアムBOX、初回限定盤、通常盤の3種類で発売されました。特に完全生産限定プレミアムBOXには特典が満載です。約368ページにおよぶ図鑑『History of SEKAI NO OWARI』には、楽器の紹介やデビュー前の記録、記念グッズやフライヤーの写真などが収められており、バンドの成長や歴史を楽しむことができます。また、初回限定盤と完全生産限定プレミアムBOXの両方には、デビュー時に出演した夏フェスの映像や、2014年に富士急ハイランドで行われた未公開のライブ映像『TOKYO FANTASY』、さらには未収録楽曲の映像が含まれるDVDが特典として付属しています。さらに、デモCDの復刻版（通称「白い時計のCD」）も収められています。

アルバムの発売は当初2020年5月27日を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響により延期されました。2020年5月24日に行われたLINE LIVEで、2021年初頭のリリースが発表され、2020年11月24日に正式な発売日が告知されました。この年はメジャーデビュー10周年として位置付けられ、ファンにとって特別な年となりました。

ジャケットのデザインは、バンドのボーカルFukaseが2020年初頭にノルウェーで撮影した写真が使用されています。アルバムの収録曲は、2020年11月にすべて発表されました。なお、DVDは初回限定盤及び完全生産限定プレミアムBOXのみに付属します。

収録曲と楽曲解説

収録曲には、特に注目される内容があります。たとえば、歌詞に日本語が取り入れられている「虹色の戦争」など、その深い意味や感情が浮き彫りになっています。また、「幻の命」ではギターのイントロが特徴的で、英語部分は独特のリズムで展開されています。さらに、「青い太陽」では英語の歌詞が日本語に埋め込まれており、曲全体の雰囲気を引き立てています。「白昼の夢」では、ピアノのイントロから始まり、特にキーの高さが印象的です。

多様な楽曲や映像が楽しめるこのベスト・アルバムは、SEKAI NO OWARIの新たな一面を示す絶好の機会として、リスナーにとって特別な体験となることでしょう。

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