SHIRO'S SONGBOOK

『SHIRO'S SONGBOOK』

概要

『SHIRO'S SONGBOOK』は、日本の作曲家・プロデューサーである鷺巣詩郎が手掛けた音楽アルバムシリーズです。ただの音楽作品ではなく、彼の20周年を記念する形で制作されたこのプロジェクトは、現在も多くのファンに愛されています。このシリーズは、CDが11枚、DVDが1枚リリースされており、収録されている曲はR&B、ゴスペル、ヒップホップ、ジャズなど、様々なジャンルに広がっています。また、アルバムにはオーケストラ楽曲も含まれ、作品のクオリティが非常に高い点が特徴です。

制作の背景

『SHIRO'S SONGBOOK』は、鷺巣詩郎の活動20周年を祝い、新曲を盛り込む形で開始されました。制作は彼が在住しているロンドン、パリ、東京の3つの場所で行われ、多くの著名アーティストも参加しています。特にストリングスやブラスを取り入れた大規模なアレンジが施されており、これが彼の音楽の個性をより引き立てています。

アーティストとのコラボレーション

参加アーティストには、シンセサイザーとプログラミングを担当する鷺巣の他にも、多くの才能あるミュージシャンが名を連ねています。Andrew SmithやMark Walker、Freedom Gospel Choirなど、様々なフィールドから集まったメンバーが作品に彩りを加えています。また、松尾潔との対談も毎回収録されており、鷺巣の音楽に対する哲学や考えを垣間見ることができます。

曲の特徴

収録曲の中には、鷺巣の若き日の作品もあり、特に「LOVE CALLING」は彼が18歳から19歳の時に作曲したものです。また、彼はストリングスアレンジャーとしても recognizedされており、トリッキーで躍動感にあふれたアレンジが評価されています。これにより、単なる音楽アルバムを超えた芸術作品へと昇華しています。

アルバムの進化

本シリーズでは、過去に様々な形式での再発や改編も行われています。2007年3月には新作制作がブログで発表され、その後2013年には約8年ぶりに新たな作品『SHIRO'S SONGBOOK 'Xpressions' Shiro SAGISU』が発売されるなど、変革を遂げながらも、鷺巣の音楽スタイルをしっかりと引き継いでいます。2018年にはアニソン録プラスも発表され、ファン層を広げ続けています。

高評価のポイント

『SHIRO'S SONGBOOK』は、ただの音楽作品ではなく、鷺巣詩郎の音楽に掛ける情熱と探究心の結晶です。特にその豪華なゲストミュージシャン、斬新なアレンジ、各アルバムに散りばめられた音楽に対する深い洞察は、聴く者の心に響きます。我々はこの素晴らしいアルバムの魅力を、これからも感じ続けていくことでしょう。

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