SHIVER

the GazettEの16thシングル「SHIVER」：黒執事IIとのコラボレーションとサウンドの進化

2010年7月21日、人気ヴィジュアル系ロックバンドthe GazettEの16枚目のシングル「SHIVER」がソニーレコードよりリリースされました。このシングルは、MBS・TBS系列で放送された人気アニメ『黒執事II』のオープニングテーマに起用されており、the GazettEにとって初のアニメタイアップ作品という記念碑的な作品となりました。

作詞は流鬼、作曲はthe GazettE名義で制作された「SHIVER」は、バンドのこれまでの作品とは一線を画す、新たな境地を開拓した楽曲と言えるでしょう。疾走感あふれるメロディーと、重厚で奥深いサウンドは、アニメのダークでスタイリッシュな世界観と見事にマッチし、多くのリスナーを魅了しました。

さらに注目すべき点は、レコーディング・エンジニアとしてT.M.Revolutionなどの作品にも携わってきた大里正毅氏が起用されたことです。大里氏の高い技術力によって、「SHIVER」はより洗練され、クリアでパワフルなサウンドに仕上がっています。the GazettEの音楽性と大里氏の技術が融合することで、新たな魅力が生まれたと言えるでしょう。

リリース形態は、初回生産限定盤、通常盤、そして『黒執事II』期間限定盤の3種類。初回生産限定盤には「SHIVER」のプロモーションビデオDVDが付属し、通常盤にはボーナストラックとして「奈落」が収録されています。「奈落」はRUKIが作詞作曲を手掛けた楽曲で、シングル曲とはまた異なる魅力を持つ、聴き応えのある作品となっています。

『黒執事II』期間限定盤には、CDに加え、アニメ『黒執事II』のオープニング映像を収録したDVDが付属。アニメの世界観をさらに深く楽しむことができる、ファンにとって嬉しい内容となっています。また、この期間限定盤には、テレビアニメのオープニングサイズに編集された「SHIVER（TVアニメOP ver.）」も収録されています。

「SHIVER」は、the GazettEがソニーレコードに移籍後、初めてリリースしたシングルでもあります。この移籍によって、バンドは新たなステージへと進み、その後の活動にも大きな影響を与えたと言えるでしょう。

楽曲「SHIVER」と「奈落」の作詞は共に流鬼が担当し、作曲は「SHIVER」がRUKI、「HESITATING MEANS DEATH」が麗がそれぞれ担当しています。 これらの楽曲は、the GazettEの音楽性、そしてその後の作品群を理解する上で重要な位置を占めるものと言えるでしょう。 「SHIVER」は、アニメタイアップ、サウンド面での進化、そしてリリース形態のバリエーションなど、様々な点でthe GazettEの大きな転換期を示す、重要なシングルとして記憶されています。

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