SIAM SHADE V

SIAM SHADE|SIAM_SHADE Vについて

『SIAM SHADE|SIAM_SHADE V』（シャムシェイド ファイブ）は、1998年12月2日にリリースされたSIAM SHADE|SIAM_SHADEの4枚目のメジャーアルバムです。このアルバムは、インディーズ時代を含むと通算で5枚目となります。リリース当時、SIAM SHADE|SIAM_SHADEは短い期間で新作を発表し、熱心なファンに支持されました。

アルバムの概要

本作は1998年の2枚目のオリジナルアルバムで、出発からの勢いを持った作品である一方で、前作のチャート順位や売上に関しては少し物足りない結果となりました。具体的には累計売上枚数は22万枚に達し、依然として成功を収めましたが、前作には及びませんでした。また、初回版はミラーケース仕様としてリリースされ、ファンにとっては特別な品となっています。

アルバム収録曲では、これまでローマ字表記だったメンバーの名前（栄喜と淳士）が新たな表記に変更されています。これはバンドの進化を示すものであり、ファンにとっても新しいスタートを感じさせるものでした。

収録曲の解説

『SIAM SHADE|SIAM_SHADE V』には多彩な楽曲が収録されています。その中でも特に注目を集めたのは以下の楽曲です。

BLOW OUT

この曲は激しいリズムとエネルギッシュなメロディが特徴で、ライブパフォーマンスでも非常に人気があります。

MONKEY SCIENCE

ファンクラブ名『おさるの科学』に由来するこの曲は、リリース後にファン投票でも高評価を得、屈指の人気曲となりました。さらに、全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会のテーマ曲としても使われました。

Wake up

ライブではKAZUMAがギターソロを披露する部分もあり、バンドの演奏力を示しています。

NEVER END

この曲は9枚目のシングルで、感情的で力強いメロディが特徴です。

DEAD SPACE

緊張感のある構成とサウンドが印象的な楽曲です。

Solomon's seal

インストゥルメンタルのこの曲は、6分50秒という演奏時間で、メンバーの中でも特に長い部類に入ります。後のベストアルバムにおいては多くのファンに愛されました。

Tears I Cried

アルバム内で唯一、バンドの音を用いず、ピアノとヴァイオリンによる構成で新たな試みを見せました。この曲で参加したピアニスト三柴理が特に注目されています。

知りたがり症候群

この曲もSIAM SHADE|SIAM_SHADEならではの魅力を持っており、聴く人々の心をつかみます。

グレイシャルLOVE

7枚目のシングルとしてリリースされ、感情豊かな歌詞が特徴です。

警告

この曲は静かなイントロから始まり、徐々に盛り上がっていく構成が印象的です。

Dreams

8枚目のシングルで、シングル版とアレンジは同じですが、曲同士のつながりが曲の深みを増しています。

Grayish Wing

この曲は亡きX JAPANのメンバー、hideに捧げられたもので、特に歌詞に込められた想いが多くのファンに響きました。

まとめ

『SIAM SHADE|SIAM_SHADE V』は、それぞれの楽曲が持つ独自の魅力を通じて、SIAM SHADE|SIAM_SHADEの音楽的な成長と変化を感じさせる作品です。メンバーの個々の才能だけでなく、バンド全体としての強い団結力やエネルギーが表現されており、リスナーにとって非常に印象深いアルバムとなっています。

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