SKY GATE KISS & SMILE

SKY GATE KISS & SMILE

SKY GATE KISS & SMILEは、bayfmで毎週金曜の午後に放送されていた人気番組で、成田国際空港の第1ターミナル5階に設置されたオープンスタジオ「SKY GATE」から構成されていました。この番組は公開生放送スタイルをとり、航空機の離陸音がBGMとして流れるユニークな環境で、多くのリスナーに愛されました。特に、番組のMCを務めた森口博子は、1992年以来19年ぶりにbayfmでのレギュラー番組を持ち、注目を集めていました。

番組の目的と雰囲気

番組の肝は、リスナーとのコミュニケーションにありました。「私のバイブルソング」や「交流タイム」といったコーナーを通じて、リスナーが自身の思い出やお気に入りの曲を紹介することで、番組全体に温かい雰囲気をもたらしていました。交流タイムでは、スタジオに来た観客と森口が直接コミュニケーションを取り、参加者にはオリジナルクリアファイルやレターがプレゼントされるなど、インタラクティブな要素も盛り込まれていました。

番組の中で、リスナーからの手紙を紹介する「HEART LETTER」コーナーも設けられ、参加したリスナーには森口からのコメント付きのスマイルレターが届けられるなど、リスナーとの絆を深める取り組みが随所に見られました。

歴代のコーナー

SKY GATE KISS & SMILEには、さまざまなコーナーが展開されました。「エアポート・ストーリー」では、リスナーを世界の空港や文化へと空想旅行に誘い、また「森口博子のおすすめソング」コーナーでは、森口が個人的に選んだ曲を紹介し、音楽への深い理解をリスナーと共有する場となりました。

さらに、「LIVE@SKY GATE」では、スタジオ外で行われるライブパフォーマンスが行われるなど、視覚的な楽しみも提供されていました。当番組のテーマ曲である国府弘子の「トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ」も多くのリスナーに親しまれていました。

番組の移転と変化

しかし、2019年3月29日の放送をもって「SKY GATE」からの公開生放送は終了し、その後はBayfm本社スタジオからの生放送へと移行しました。この際、番組名は「KISS & SMILE」に変更され、内容も一新されることとなりましたが、リスナーとのつながりを大切にする姿勢は引き続き受け継がれていきました。

notable moments

番組の過程には、さまざまな特別企画や記念放送も含まれていました。例えば、2011年3月11日には東日本大震災の影響で番組が中断され、その後も特別編成が続くなど、時代の変化を反映した放送が行われていました。また、2014年には放送200回を迎え、2016年には放送300回も達成するなど、長寿番組としての地位を確立したことも印象的です。

SKY GATE KISS & SMILEは、音楽を通じて人々の心をつなぎ、リスナーとの親密な関係を築くことに全力を尽くした、とても個性的な番組でした。これらの取り組みを通じて、森口博子は多くのファンに愛される存在となりました。

もう一度検索