国府弘子

国府 弘子について

国府 弘子（こくぶ ひろこ）は1959年8月26日に東京都渋谷区で誕生した、日本のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家です。彼女は神奈川県立多摩高等学校を卒業後、国立音楽大学の器楽学科ピアノ科に入学し、ここで音楽の基礎を学びました。在学中にジャズに関心を抱き、卒業後はアメリカに渡り、ジャズの巨匠であるバリー・ハリスに学びました。

帰国後、1987年にはJVCと契約し、デビュー・アルバム『More Than You Know』を発表しました。このアルバムを皮切りに、国内外で23枚のアルバムをリリースしており、彼女の音楽活動は多岐にわたります。ソロピアノのコンサートや「国府弘子スペシャルトリオ」としての演奏、さらにはオーケストラとの共演など、非常に幅広いスタイルの演奏を展開しています。

1993年には天野清継とともに「天国プロジェクト」を結成し、彼とのコラボレーションによるアルバム『Heaven』や『Heaven and beyond』を発表。特にこのプロジェクトは、二人の音楽的な絆を示す重要な作品となりました。彼女は2015年にピアノ・ソロ・アルバム「ピアノ一丁!」を発表し、2016年には岩崎宏美とのデュオ・アルバム「ピアノ・ソングス」をリリースしました。

また、国府はラジオパーソナリティとしても活躍しており、NHK-FMの「ジャズ・トゥナイト」に隔週で出演していました。さらに、山野ビッグ・バンド・ジャズ・コンテストで司会進行を長年務めており、主催の山野楽器からは「看板娘」として知られています。

国府弘子は多彩な音楽的バックグラウンドを持っており、ジャズだけでなく、クラシックやラテン音楽、ブラジル音楽、ブルースなど、さまざまなジャンルから影響を受けています。彼女の音楽は、聴く人々に新たな感動を与え続けています。彼女の音楽に対する熱意と探求心は、リスナーにとって大きな魅力の一つです。

プライベートでは、彼女はキーボーディストの大坪稔明と結婚しており、音楽的パートナーとしてお互いに影響を与えています。趣味は温泉、マッサージ、料理で、これらも彼女の生活の大切な一部となっています。資格としては普通免許と高校教員免許を持ち、幅広い教養とスキルを持っています。

国府弘子はこれまで数多くのアルバムやシングルをリリースしており、ジャズ界における重要な位置を占めています。彼女の音楽キャリアは、聴く人々に感動を与えるだけでなく、実際に教育面でも影響を与え続けています。今後の活躍にも期待が高まるアーティストです。

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