SMEE (ブランド)

SMEE（スミー）とは

SMEE（スミー）は、株式会社ロボプランニングが展開するアダルトゲームブランドであり、人気ブランドHOOKSOFTのサブブランドという位置づけです。

歴史

SMEE設立の背景には、HOOKSOFTの代表である宅本うと氏の危機感がありました。HOOKSOFTが万が一の事態に陥ったとしても、ブランドを複数展開することでリスクを分散し、生き残る道を探るという戦略がありました。当時27歳で引退を考えていた宅本氏は、亜佐美氏からサブブランドの担当を依頼され、苦悩の末にこれを受け入れたといいます。

しかし、原画家出身で企画やディレクションの経験がなかった宅本氏は、HOOKSOFTとの差別化に苦慮しました。一時ダーク路線の検討もありましたが、最終的には同様の方針に。デビュー作『リリミエスタ』は、もう一つのブランド「TJR」が重いテーマを扱っていたこともあり、明るい純愛作品として制作されました。

初期の作品では宅本氏が外注スタッフをまとめていましたが、3作目『らぶでれーしょん！』からは、シナリオライターの早瀨ゆう氏が専属スタッフとして参加。宅本氏は同作がその後のSMEEの基盤になったと語っています。しかし、『らぶでれーしょん！』ではターゲット層以外への訴求という課題が残ったため、4作目『ラブラブル 〜lover able〜』では「ヒロインの可愛さ」と「イチャラブ」を組み合わせるという、SMEE独自の作風を確立しました。

早瀨ゆう氏は2020年にSMEEを退社しましたが、以降も外注として制作に参加しています。

作風

宅本氏はSMEEの作風について、「二次元萌え」をテーマにしつつ、アダルトゲームのヒロインとして可愛らしさだけでなく性的な魅力も重要であると考えています。精神的に成熟した頭身の高いヒロインを描くことで、ロリ系ヒロインの個性も引き立てられると語っています。また、HOOKSOFTとの差別化を意識しすぎず、ユーザーがSMEEの多彩さを楽しめるよう、開発上の制約は設けない方針をとっています。

「二次元萌え」の一環として、公式サイトのレイアウトは性風俗業のウェブサイトを参考にしている点も特徴的です。例えば、『Making＊Lovers』では、出会い系サイトを模したレイアウトを採用し、ユーザーに「どんな恋愛をしたいか」を問いかける演出が施されています。

作品一覧

リリミエスタ
晴れハレはーれむ
らぶでれーしょん！
ラブラブル 〜lover able〜
Making＊Lovers

外部リンク

SMEE OFFICIAL WEB SITE
* SMEE_Official (@smee_official) - X（旧Twitter）

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