SO-02D

docomo NEXT series Xperia NX SO-02Dについて

docomo NEXT seriesの「Xperia NX SO-02D」は、ソニーモバイルコミュニケーションズによって製造されたNTTドコモ向けスマートフォンです。これは、グローバルモデルの「Sony Xperia S」を基に、日本の市場に特化した仕様を持つローカライズモデルとなっています。とはいえ、完全に同一のモデルではなく、NFC（近距離無線通信）への対応など、一部機能に違いがあります。特に注目すべきは、そのユニークなデザインです。ディスプレイとキーの間に「フローティングプリズム」と称される透明パーツがあり、この部分が独特な視覚効果を生み出しており、キーが浮いているように見えるのです。このデザインは、見た目にインパクトを与えつつ、機能的にもメニューキーやホームキー、バックキーのアイコンはこのフローティングプリズムに表示されていますが、実際にタッチして操作するのはその上に位置するキー部分です。

主な仕様と機能

Xperia NX SO-02Dはグローバルモデルであるため、国内で一般的に見られるワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信には対応していません。また、バッテリーは交換不可で、もしバッテリーの交換が必要な場合は有償での預かり修理という形になります。価格は約8,925円です。外部メモリはサポートされていませんが、microSDHCに対応したUSBリーダーライターが本体に同梱されている点も特筆すべきポイントです。

さらに、Xperia NX SO-02Dは「PlayStation Certified」を搭載しており、初代PlayStationのゲームを楽しむことが可能です。また、この機種専用のアプリも豊富に搭載されています。例えば、spモードメール、dマーケット、evernote、iコンシェルなどがあり、使う人のライフスタイルに合わせた便利なツールが提供されています。

歴史と発売

このモデルの歴史は、2011年に始まります。技術基準適合証明をクリアしたのは2011年10月5日で、その後2012年1月10日にCESにて発表され、NTTドコモから日本モデルの発表も行われました。続いて、2012年2月24日にはいよいよ発売が開始され、同年の5月には生産が終了しました。また、2012年11月26日にはAndroid 4.0へアップデートが行われました。

関連機種

この機種には兄弟機種が存在し、その中には「Xperia acro HD SO-03D」があります。こちらもバッテリー交換はできない仕様で発表されました。さらに、後継機種として「Xperia GX SO-04D」も存在し、こちらはバッテリーが交換可能という特性を持っています。

結論

Xperia NX SO-02Dは、ソニーモバイルが製造した特異なデザインと機能を兼ね備えたスマートフォンです。スマートフォン市場においてそのユニークさで差別化されており、特にプレイステーションとの連携を望むユーザーには魅力的な選択肢となるでしょう。

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