SO-03D

docomo with series Xperia acro HD SO-03D

docomo with series Xperia acro HD SO-03D（ドコモ ウィズ シリーズ エクスペリア アクロ エイチディー エスオー ゼロサンディー）は、ソニーモバイルコミュニケーションズが製造したNTTドコモ向けのスマートフォンです。この機種は、ドコモの3G通信システム（FOMA）対応であり、NDコモの「docomo NEXT series」の後継モデルです。

概要

Xperia acro HDは、前モデルSO-02Cからの進化を果たしており、新たにHD液晶、デュアルコアCPU、防水性能を搭載していますが、Xiには非対応です。外装デザインにはメタル調のラインが施され、サイドから見ると非常にスリムに感じられます。ドコモのUIMカードは標準サイズを使用しており、グローバル版としてはXperia acro Sが存在します。このモデルではワンセグや赤外線通信が省略され、おサイフケータイの機能に代わってNFCが搭載されています。

2012年11月27日にはAndroid 4.0.4へのソフトウェアアップデートがスタートしました。ただし、Xperia acro SではAndroid 4.1.2へのバージョンアップが行われたのに対し、このモデルでは更新がありませんでした。

バッテリーは内蔵式であり、取り外しが不可能です。これにより、消耗した場合の交換は有償の預かり修理となります。交換費用は9,240円と、当時としては高額でしたが、以降のモデルが登場するまで、この条件は本機が唯一の例となっています。

搭載アプリ

この端末には、さまざまなアプリケーションがプリインストールされています。その中にはPlayStation Certified、spモードメール、dマーケット、Evernote、Timescapeなどが含まれます。また、Google関連のアプリも利用可能で、ブラウザや地図、メッセージ機能など、ユーザーの日常生活をサポートする便利なアプリが揃っています。

歴史

Xperia acro HDの開発は多くの重要な日程を持っています。2011年10月5日に技術基準適合証明を通過し、2012年1月10日にCESで正式発表されました。続いて、3月には予約が開始され、同月15日に発売が行われました。その後のアップデートでは、Android 4.0へのバージョンアップと新機能が追加されるなど、性能の向上が図られました。

不具合とアップデート

本機にはいくつかの不具合が報告されており、特に初期のアップデートで再起動の問題や充電の不具合が修正されました。また、2012年11月27日のアップデートでは新機能が追加され、ユーザーの利便性が高まりました。特に顔認証機能が搭載されたことで、ユーザーはより安全にデバイスを利用できるようになりました。

終わりに

Xperia acro HD SO-03Dは、そのデザインや性能から、当時のスマートフォン市場において注目を集めました。内部の技術向上と優れた使い勝手を実現したこの機種は、NTTドコモにおける重要なモデルとなっています。次世代モデルの登場までの間、Xperia acro HDは多くのユーザーに支持されたことは間違いありません。

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