SOLiVE24 Archives

SOLiVE24 Archives：ウェザーニューズの気象情報番組を振り返る

ウェザーニューズ（WNI）が提供していた『SOLiVE24 Archives』は、2009年9月5日から2010年4月4日まで放送された気象情報番組です。24時間生放送の『SOLiVE24』で放送された内容から、印象的な気象現象や防災に関する情報を厳選し、ダイジェスト形式で再構成していました。インターネット配信に加え、BSデジタル放送でも視聴可能だった点が特徴です。

番組は、ウェザーニューズ・グローバルセンター（千葉県千葉市美浜区）のスタジオ「ソラスタ」で収録されたもので、SOLiVEキャスターによる解説が織り込まれていました。ただし、録画番組であるため、生放送番組のような視聴者参加型の企画はありませんでした。また、再放送であることを明示する表示もありませんでした。

放送時間は当初、45分程度（日によって変動）でしたが、10月11日からは日曜日午後に放送され、2時間番組に短縮されました。再放送は月曜未明に行われていました。しかし、緊急時（WNIが最大震度3以上と判断した場合の地震など）には、放送を中断してグローバル予報センターから最新情報を伝える生放送に切り替わることもありました。予め異常気象や地震発生が予想される場合は、番組自体が休止される場合もありました。

番組開始当初、天気予報情報は放送当時のものを使用していましたが、ティッカー表示では、表示を隠すため白い背景が使われていました。その後、12月6日からは天気予報の表示が廃止され、番組タイトルと放送内容を示すテロップ（青背景）に変更されています。また、10月3日からは「きょうのラインナップ」のコーナーが、10月11日からはオープニングタイトルが追加されました。

2010年4月4日をもって、『SOLiVE24 Archives』はレギュラー放送を終了しました。その理由は、『SOLiVE コーヒータイム』の放送枠拡大と、YouTubeでの時差配信開始による過去の映像への容易なアクセスです。放送枠は、『SOLiVE コーヒータイム』と『SOLiVE Asia』の拡大に充てられました。

しかし、番組は完全に終了したわけではありません。2010年9月には「減災ウィーク」を振り返る特別番組として放送され、その後も、夏の天気のまとめやソラウタの特集、他の番組の再放送など、不定期に特別番組として放送されました。これらの特別番組は、主に『SOLiVE Asia』の放送枠を利用し、ナビゲーターは音声のみで山岸愛梨さんが担当していました。2010年12月現在では、ウェザーニューズ関連のイベントなどを中心とした特別番組として、不定期に放送されている状況です。

2010年2月28日は、チリ地震による大津波警報発令のため、全編放送休止となりました。これは、番組開始以来初めての出来事でした。

番組では、防災に関する情報や、台風、地震、流星群といった様々な気象現象に関する情報を扱っていました。また、『SOLiVE24』の他の番組（weathernews LiVE、ソラマドシリーズなど）と連携し、それらの番組で放送された内容の再放送やダイジェストなども放送していました。各回のナビゲーターも、田中みのりさん、井上すみれさん、小野英美さん、堀田奈津水さん、有川雅子さん、山岸愛梨さん、大澤有紗さんなど、多くのSOLiVEキャスターが担当していました。

『SOLiVE24 Archives』は、ウェザーニューズの気象情報番組の歴史において重要な位置を占める番組であり、その放送内容と番組の歴史は、気象情報番組の変遷を知る上で貴重な資料と言えるでしょう。

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