SPACE 雑遊

SPACE 雑遊とは

SPACE 雑遊（スペース ざつゆ）は、東京都新宿区にある多目的な自由空間であり、フラットスペース型劇場として知られています。所在地は新宿3-8-8の新宿O・Tビル地下1階で、オーナーの太田篤哉は新宿に30年以上続く居酒屋「池林房」「陶玄房」「浪曼房」を運営している実績があります。

概要

このスペースは、2006年に「アヴァンギャルドな自遊空間」としてオープンしました。劇場の字を手掛けたのは、俳優の原田芳雄です。最初の公演は、2006年1月8日と9日に行われたアル☆カンパニーによる「（お）もろい夫婦」として行われました。

施設の特徴として、真っ黒な打ちっぱなしのコンクリートブロックが壁を形成し、フラットスペース型であるため、舞台と客席の配置を自由に変更できます。最大で約100名を収容できる客席を持ちながら、フロア内に楽屋はないものの、ビルの3階にある事務所の横に2部屋の楽屋が用意されています。

オープンから10周年を迎えた2017年には、「SPACE 雑遊 10周年・SPACE 梟門 1周年記念展『拾』(じゅう)」が開催され、作家の椎名誠とオーナーのトークショーをはじめとするさまざまなイベントが行われました。

SPACE 梟門

SPACE 梟門（スペース きょうもん）は、2015年に開設されたもう一つの劇場で、SPACE 雑遊と同じビルの2階に位置します。こちらは多目的フリースペースとして、ステージとひな壇の客席が恒久的に設置されている点が雑遊とは異なります。

また、SPACE 梟門の看板は、オーナーがかつて経営していた居酒屋「梟門」のフクロウのオブジェを移設したもので、ビルの目印にもなっています。座席数は約70席で、名前は居酒屋に由来しています。スペースの題字は椎名誠が手掛けています。

ここは演劇のみならず、お笑いライブなどのイベントも開催されており、さまざまなジャンルのパフォーマンスが楽しめる場所となっています。

アクセス

アクセスは非常に便利で、地下鉄都営新宿線「新宿三丁目」駅のC5出口から徒歩0分、東京メトロ丸ノ内線・副都心線「新宿三丁目」駅のB2出口から徒歩5分、またJR「新宿」駅の東口からも徒歩10分となっています。

まとめ

SPACE 雑遊とSPACE 梟門は、東京都新宿区にある演劇やイベントのための重要なスペースです。オーナーの太田篤哉が運営するこれらの施設は、地域に根ざした文化活動の拠点となるべく、アートやエンターテインメントを提供し続けています。

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