SPEED LIVE 2010〜GLOWING SUNFLOWER〜

『SPEED LIVE 2010〜GLOWING SUNFLOWER〜』は、SPEEDが2010年に行った6度目の全国ツアーです。前年に引き続き2年連続の開催となりました。

概要

SPEEDにとって初の春から夏にかけての開催となったこのツアーは、約3か月に及ぶ長期ツアーとなり、1998年の『SPEED TOUR 1998 RISE』と並ぶ長さとなりました。全13都市を巡る最多都市数での公演となり、初の千葉県での単独公演も行われました。また、6月5日の鹿児島公演では、単独ライブ公演回数が100回を突破しました。

ツアータイトルは、ツアー開始直前に発売された17枚目のシングル『ヒマワリ -Growing Sunflower-』と関連していますが、〝GROWING=成長〟ではなく〝GLOWING=灼熱〟という意味合いが込められています。上原多香子によれば、このタイトル決定には6時間ものミーティングが行われ、シングルの温かいイメージに対し、ライブの攻撃的な要素を表現するためにこのタイトルが選ばれたとのことです。

ツアー開催に合わせて、アメーバブログで「SPEEDオフィシャルブログ GLOWING SUNFLOWER」が開設され、来場者を対象とした「つぶやき大賞」が開催されました。ライブの感想を30文字以内でコメント欄に投稿する企画で、優秀者には賞金とメンバーとのティータイム権が贈られました。

6月8日には、大阪公演のプロモーションのため、FM OSAKAのラジオ番組を1日ジャックしました。

セットリストの特徴

このツアーでは、2003年の再結成時に発売されたアルバム『BRIDGE』収録曲が多数初披露されました。また、バックバンドを起用せず、カラオケでの演奏が行われました。

アニメ映画『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』の主題歌「季節がいく時」や、「蒼いリグレット」といった過去の楽曲も初めてライブで披露されました。「季節がいく時」は、以前『ミュージックステーション』で披露されたことがありましたが、ライブでの披露は初めてでした。

前回のツアー同様、ダブルアンコールが行われ、2001年の一夜限りの復活時に発表されたシングル「One More Dream」が9年ぶりに披露されました。

映像化

2010年8月5日には、デビュー日に合わせてWOWOWで大阪城ホール公演の模様が放送され、同年11月24日には、ライブビデオ『GLOWING SUNFLOWER [[SPEED LIVE 2010@大阪城ホール]]』が発売されました。このライブビデオには、大阪城ホール公演の全編とドキュメンタリー映像が収録されています。

その他

5月4日には、上原多香子がブログでライブ参加者からの質問を募集し、公演中のMCで答えるという企画が行われました。また、福岡公演まではメンバーのツアーTシャツの色が固定されていましたが、鹿児島公演からはあみだくじで決めるという試みも行われました。

6月5日の鹿児島公演には、SPEEDのファンであるウエンツ瑛士が観覧に訪れ、ステージ上で挨拶をしました。この日の公演は、SPEEDのライブ史上最長となる2時間43分を記録しました。

7月10日の大阪公演では、新曲「指環」が初披露され、事務所の後輩である三浦大知が応援に駆けつけました。

『SPEED LIVE 2010〜GLOWING SUNFLOWER〜』は、SPEEDの新たな一面を見せた、記憶に残るツアーとなりました。

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