SQUALL (松田聖子のアルバム)

アルバム『SQUALL』の詳細

概要

松田聖子の初のオリジナルアルバム『SQUALL』は、1980年8月1日にCBS・ソニーから発売されました。このアルバムは、聖子の音楽キャリアにおける重要なマイルストーンとなり、彼女のデビュー曲「裸足の季節」や大ヒット曲「青い珊瑚礁」を含んでいます。そのため、初のアルバムにもかかわらず、オリコンのLPチャートで2位を記録するなど、高い評価を受けました。

このアルバムは、夏の海辺や南国の景色をコンセプトにした楽曲で構成されており、聖子の甘い声とドラマティックな歌唱が聞く人を魅了します。また、全曲が異なる作曲家の手によって制作されている点も特徴的で、彼女がセルフ・プロデュースを行う前の唯一の作品となっています。

さらに、2014年にはSACD化され、このプロジェクトは「松田聖子SACD化プロジェクト」の一環として実施されました。プロジェクトのスーパーバイザーである嶋護は、聖子の歌唱技術と音楽性について感嘆し、他のアーティストとは一線を画したスタイルと評価しています。

収録楽曲と内容

『SQUALL』には、以下の楽曲が収録されています。

Side A

• - ～南太平洋～ サンバの香り: 情熱的なリズムで夏を感じさせる一曲。
• - ブルーエンジェル: 優雅なメロディの中に聖子らしい可愛らしさが光ります。
• - SQUALL: アルバム名を冠したこの楽曲は、聖子のシンボリックな一曲です。
• - トロピカル・ヒーロー: ロマンティックでトロピカルな雰囲気が漂う曲。
• - 裸足の季節: 聖子のデビュー曲。多くの人々に愛される名曲です。

Side B

• - ロックンロール・デイドリーム: エネルギッシュなロックサウンドが特徴の曲。
• - クールギャング: ストリート感があり、聖子の新たな一面を引き出しています。
• - 青い珊瑚礁: 有名な2枚目のシングルで、NHK紅白歌合戦でも歌われました。
• - 九月の夕暮れ: シンプルで美しいバラード。
• - 潮騒: 夏を感じさせる優しいメロディ。

制作情報

このアルバムのプロデューサーはM.Wakamatsuで、エンジニアにはT.SuzukiとE.Uchinumaが関わっています。アルバムの収録は1980年の6月から7月にかけて行われ、CBS/SONYのスタジオで制作されました。

成果と影響

『SQUALL』は松田聖子の音楽キャリアにおいて、瑞々しい夏の持つエネルギーと透明感を表現した典型的な作品として、後の多くのアーティストに影響を与えました。現在でも、このアルバムは多くのリスナーの心に残っており、聖子の名曲が共存するページとして、音楽史の一部となっています。

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