SRS (テレビ番組)

SRS（スペシャルリングサイド）

番組概要

『SRS』（エスアールエス）は、フジテレビによって放送された格闘技関連の情報番組です。1996年4月5日に初回が放送され、2008年10月4日までの12年半にわたり、様々な格闘技とその関連情報を視聴者に届けました。この番組はK-1や極真空手、修斗といった多彩な格闘技イベントを特集し、特にK-1とPRIDEに焦点を当てて、これらの人気を促進する役割を果たしました。

番組の発足と進化

番組はフジテレビスポーツ局の清原邦夫氏のプロデュースにより、深夜のK-1中継から始まりました。1999年からはPRIDEも取り扱うようになり、視聴者にとって欠かせない格闘技番組となりました。年始には「年間ベストバウト」の発表も行われ、格闘技ファンの期待を集めていました。

『SRS-DX』として雑誌も刊行し、番組の視点や動向をより深く掘り下げる役割も果たしていました。残念ながら2008年10月の放送をもって、その長い歴史を終えることとなりました。

出演者とキャスターの変遷

番組司会者は、初期には武居“M”征吾のナレーションから始まり、タレントの田代まさしが2001年まで担当しましたが、彼の不祥事により降板。2002年からは漫才師の浅草キッドが司会を引き継ぎました。

主なキャスターとしては藤原紀香が初代を務め、次いで畑野浩子、長谷川京子、東原亜希、西山茉希と続き、それぞれがK-1中継でも活躍しました。特に彼女たちは、格闘技番組のイメージ向上に寄与しました。番組終了後も、多くのキャスターが引き続きK-1イベントでのキャスターとして活動しており、コンスタントにファンとこのスポーツの接点を持ち続けています。

準レギュラーとコーナー

番組では、格闘技界の著名人や評論家も準レギュラーとして出演して多くの意見を共有しました。特に、K-1を運営するFEG社長の谷川貞治氏が格闘技評論家として定期的に登場したほか、コーナーによってはミュージシャンの大槻ケンヂや俳優の森本レオ、また極真空手の経験を持つタレントの長嶋一茂も不定期に出演しました。

「格闘ビデオ道」など独自のコーナーを持ち、視聴者に新たな視点を提供するとともに、関根勤が担当した「お取り寄せバトル」など趣向を凝らした企画が多くの視聴者を楽しませました。

放送と制作関係

フジテレビでディレクターや制作スタッフが一体となり、番組を支えるために尽力しました。ナレーションは立木文彦氏が担当し、映像制作には多くの専門家が携わり、視聴者にとって満足できる完成度を誇りました。特に、深夜からゴールデンタイムに番組の格を上げる努力が見られ、視聴者を魅了する番組に成長を遂げました。

最後に

『SRS』はその終了後も、K-1などの番組で影響を残しており、格闘技界の発展に大きな足跡を残しました。この番組がもたらした影響や思い出は、今なお多くのファンによって語り継がれています。

もう一度検索