STARCAMP EP

STARCAMP EP 概要

水樹奈々の17枚目のシングル「STARCAMP EP」は、2008年2月6日にキングレコードから発売されました。このシングルは、収録された全4曲がAサイド扱いとなっており、特別な作品として、多様な愛の形をテーマにした楽曲が揃っています。シングルの初回盤は、美しいクリアケースとスーパージュエル仕様で販売されています。

生まれてから約4年半が経過してから初めて、本人が作詞を手がけていない曲が1曲目に収録される形でも話題に。また、「STARCAMP EP」の収録曲の中から「Astrogation」と「COSMIC LOVE」のミュージックビデオは、公式サイト経由で無料配信され、ファンの間でも大きな反響を呼びました。水樹はこのシングルについて、全曲がそれぞれ異なる愛の形を表現しているとし、特に「空」や「星」といった宇宙をテーマにしていることを強調しています。

EPという名称は、タロットカードの17番目のカードである「スター」と、同じ思想を持つ人々が集まる「キャンプ」の意味を掛けていることから名づけられました。全体として、このシングルは音楽的にも魅力的で、聴く者にさまざまな解釈を促します。

収録楽曲の紹介

1. Astrogation
この曲はトランス・テイストの楽曲で、打ち込み音が特徴です。水樹はこの曲について、「サイバーでスペイシーな世界」を表現していると語っています。ミュージッククリップではブラウン管テレビや天体望遠鏡などの斬新なアイテムが登場。曲名には「宇宙飛行」や「宇宙航空学」といった意味が含まれています。テレビ初披露は2009年6月3日のNHK-BS2で、生中継にてパフォーマンスされました。

2. COSMIC LOVE
こちらの楽曲は、アニメ『ロザリオとバンパイア』のオープニングテーマとして制作されました。水樹がヒロインとしても出演している作品に深く紐づいています。サウンドは爽やかでかわいらしく、同時に大人の魅力も感じさせるものに仕上がっています。特に人気の高いこの曲は、タワーレコードの関係者からも「おしゃれなナンバー」と評価されています。作曲はバンドCymbalsのスタイルを参考にしており、その結果渋谷系音楽のエッセンスを感じさせます。

3. Dancing in the velvet moon
このトラックは、『ロザリオとバンパイア』のエンディングテーマです。楽曲はヒロインの裏面を表現しており、ダークな雰囲気を醸し出しています。ファンにとっても印象深い一曲となっており、初披露は「NANA MIZUKI LIVE FORMULA 2007-2008」のステージ上で行われました。

4. 空時計
最後のバラードは、少し大人な雰囲気を持った楽曲です。この曲が収録されていることで、全体の作品に温かいクライマックスをもたらしています。感想としては宇宙から地球に戻ってきたような幸せに満ちたエンディングを迎えることができると言われています。

総括

「STARCAMP EP」は水樹奈々のデビュー以来の成長を感じさせる作品で、宇宙や愛、女性の魅力を見事に歌い上げています。これらの曲を通じて、彼女自身の個性やメッセージがしっかりと伝わり、リスナーに新たな感動を与えることを目指しています。

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