STARLESS NIGHT/-VENUS/SORRY LOVE (HIGHCOMMUNICATIONS 2007-2008 Live Ver.)

GLAY初のデジタルシングル『STARLESS NIGHT/-VENUS/SORRY LOVE (HIGHCOMMUNICATIONS 2007-2008 Live Ver.)』

GLAYの音楽の歴史において、2007年から2008年にかけて行われた「HIGHCOMMUNICATIONS TOUR」の一環としてリリースされたこのデジタルシングルは、彼らにとって初めての音楽配信作品となります。特に、音楽配信のトレンドがはじまりつつあった時期に、お披露目されたこの楽曲群は、新たな試みとして大きな意義を持っていました。

リリースの経緯

このシングルに収録されている楽曲は、まず3月3日に「SORRY LOVE (HIGHCOMMUNICATIONS 2007-2008 Live Ver.)」が、続いて3月17日に「STARLESS NIGHT／-VENUS」がMUSICOにて先行配信されました。そして4月16日からは、主要な音楽配信サイトでも配信が開始されました。後に、38thシングル「VERB」では「-VENUS」が初回盤、また「STARLESS NIGHT」が通常版に収録されました。

2023年現在、このシングルは音楽配信のプラットフォームからは消えているものの、多くのファンの心に深く刻まれています。

収録曲の詳細

このデジタルシングルには、3曲が収録されています。

STARLESS NIGHT

この楽曲はTAKUROが作詞・作曲を手掛けており、2007年11月から始まった「HIGHCOMMUNICATIONS TOUR」で初めて披露されました。ライブでのパフォーマンス中には、オーディエンスが一体となって合唱し、その感動的な場面が大きな印象を残しました。当時は未発表曲にも関わらず、観客の心をつかむメロディと歌詞は、GLAYの新たな魅力を引き出していました。

-VENUS

こちらもTAKUROの手による楽曲で、ツアーの合間を利用して録音されたものです。「STARLESS NIGHT」とは対照的に、攻撃的なロックなトーンが特徴で、聴く者を引き込む力強さを持っています。このギャップが、2つの楽曲の魅力をより一層引き立てる要因となっています。

SORRY LOVE (HIGHCOMMUNICATIONS 2007-2008 Live Ver.)

「SORRY LOVE」は、37thシングル「Ashes.EP」の収録曲のライブバージョンです。この音源は2008年2月18日の渋谷C.C.Lemonホールでのパフォーマンスから取られたもので、CD化はされていないため、非常に貴重な存在と言えます。

タイアップと収録アルバム

このシングルの収録曲は、日本テレビ系で放送されていたサッカー番組のイメージソングとしても使われ、またECLIPSE 富士通テンのカーナビゲーションのCMソングとしても流れました。これにより、楽曲の認知度が広がり、多くの人々に愛されるきっかけとなりました。さらに、収録アルバム「rare collectives vol.4」にも含まれており、これらの楽曲が持つ独特なコンセプトが、GLAYの音楽における多様性を示しています。

このデジタルシングル『STARLESS NIGHT/-VENUS/SORRY LOVE』は、単なる音楽配信の枠を越え、GLAYの音楽活動の新たな一歩を印象深く示す作品となっているのです。

もう一度検索