STUDIO MAUSU

株式会社STUDIO MAUSU

株式会社STUDIO MAUSU（スタジオマウス）は、日本国内で音響制作を専門とする企業です。2005年に設立され、主にアニメーションや映画、ビデオ映像に関する音響制作を行っており、音の収録や編集、加工を手掛けています。この会社のユニークな点は、社名が「MAUSU」と表記されていますが、ネズミを指す「mouse」の発音に由来していることです。

設立と活動

STUDIO MAUSUは、マウスプロモーションの録音制作部門が独立して設立されました。音響制作に加えて、自社で録音スタジオも運営しており、幅広い制作活動を行っています。特にアニメーションスタジオ「ufotable」の作品と深く関わっており、2007年以降のすべてのufotableプロデュースのアニメ作品において音響制作を担当しています。また、徳島県で開催されるアニメイベント「マチ★アソビ」の企画・プロデュースも引き継ぎ、地域の文化振興に寄与しています。

音響制作の実績

STUDIO MAUSUの手がけたテレビアニメは非常に多岐にわたります。1999年の『トラブルチョコレート』から始まり、20年以上の歴史の中で多くの人気シリーズの音響を担当しています。2000年代には、『無人惑星サヴァイヴ』、や『Fate/Zero|Fate_Zero』といった作品があり、2010年代以降も『鬼滅の刃』や『東京リベンジャーズ』など日本の人気アニメにおいて重要な役割を果たしています。

一部の代表的な作品リスト

• - 1999年: トラブルチョコレート
• - 2005年: ゴキブリちゃん、タイドライン・ブルー
• - 2011年: Fate/Zero|Fate_Zero（第1シーズン）
• - 2018年: かくりよの宿飯
• - 2020年: 鬼滅の刃 無限列車編

これらの作品では、ストーリーやキャラクターに合わせた音響の演出が高く評価されています。

映画やOVAへの貢献

STUDIO MAUSUは、映画やOVA（オリジナルビデオアニメーション）にも多く参加しています。特に2007年に公開された「空の境界」シリーズは、その音響制作が大いに称賛され、作品の魅力を一層引き立てるものとなりました。劇場版やOVAも手がけており、幅広いジャンルの作品をサポートしています。

イベントとコミュニティ活動

さらに、同社は「マチ★アソビ」と呼ばれるイベントにも関与しており、アニメやゲームのファンを集めたコミュニティを形成しています。2009年から毎年参加し、2019年からはこのイベントの総合プロデューサーを務めていることからも、地域社会への貢献を大切にしています。

まとめ

音響制作の精鋭集団としての株式会社STUDIO MAUSUは、多様なメディアでの音響演出を通じて、エンターテインメントの質を高め続けています。今後の活躍にも期待が寄せられており、音響業界におけるその存在感はますます大きくなるでしょう。

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