STVニュースTodayプラス1

札幌テレビ放送（STV）が夕方のニュース枠で放送した番組シリーズのうち、「プラス1」という名称が用いられたものについて解説します。

STVニュースTodayプラス1

このシリーズの最初の番組は、『STVニュースTodayプラス1』（エス・ティー・ヴィー・ニュース・トゥデイ・プラス・ワン）です。1988年4月4日から1991年10月4日まで、平日の夕方に放送されました。これは、STVがそれまで放送していた夕方ニュース『STVニュースToday』を、同日に関東地区などで放送を開始した日本テレビ制作の全国ニュース『NNNニュースプラス1』のスタートに合わせてリニューアルしたものです。北海道における『NNNニュースプラス1』のローカルパートとして機能しました。

『STVニュースTodayプラス1』は、平日版に加えて土曜日にも放送され、どちらの曜日でも気象情報コーナーとして『ヤン坊マー坊天気予報』を内包していました。しかし、1991年10月4日をもってこの番組は終了します。これは、STVが情報ワイド番組『どさんこワイド120』の放送を開始することになったためです。番組の終了後、土曜日の夕方ニュース枠は、後に『STVニュースプラス1』と改称されて継続されました。

STVニュースプラス1 および STVニュースプラス1サタデー・サンデー

『STVニュースTodayプラス1』の終了から間もない1991年10月12日、土曜日夕方のニュース枠は『STVニュースプラス1』（エス・ティー・ヴィー・ニュース・プラス・ワン）と名称を改めてスタートしました。この番組は、『どさんこワイド』が通常放送されない場合の代替として、平日の夕方に放送されることもありました。これもまた、『NNNニュースプラス1』に連動する北海道ローカルニュースとして、道内の様々な出来事や生活情報を伝えていました。

1996年4月には、週末の番組体制に変化が生じます。それまで日曜日夕方に放送されていた『STV日曜夕刊』（NNN日曜夕刊の北海道ローカル枠）の後継として、『STVニュースプラス1サンデー』が新たにスタートしました。これに伴い、土曜版は『STVニュースプラス1サタデー』と名称が変更され、週末の夕方ニュースが「プラス1」ブランドのもとに再編成されました。

『STVニュースプラス1サンデー』は2000年9月24日の放送をもって終了し、その後の日曜夕方ニュース枠は『THE独占サンデー』の北海道ローカルパートが引き継ぎました。一方、『STVニュースプラス1サタデー』は、全国版の『NNNニュースプラス1』が2006年4月1日に放送を終えるのに合わせて、同日に最終回を迎えました。

これらの「プラス1」を冠する一連の番組は、時代の流れや全国のニュース編成の変化に対応しながら、約18年間にわたりSTVの夕方ローカルニュースの中心として、北海道の視聴者に向けたその日の重要なニュースや地域情報を伝え続ける役割を担いました。ニューススタジオでは、担当キャスターが日々の出来事を分かりやすく解説し、視聴者の信頼に応えていました。

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