SUWAガラスの里の美術館

SUWAガラスの里の美術館：信州のガラス工芸と文化が息づく場所

長野県諏訪市、諏訪湖畔に位置するSUWAガラスの里の美術館は、現代ガラス工芸を愛する人々にとって魅力的なスポットです。ガラス工芸品を販売するショップや、ガラス製作体験工房、レストランなどを併設した複合施設「SUWAガラスの里」内にあり、美しい諏訪の自然と調和した環境の中で、充実した時間を過ごすことができます。

歴史と変遷

美術館の歴史は1992年、ルネ・ラリック美術館として岡野或男氏によって創設されたことに始まります。その後、2003年には財団法人北澤美術館の運営する北澤美術館新館となり、名称変更を経て、2012年には独立運営体制となり、現在の「SUWAガラスの里の美術館」として生まれ変わりました。岩波太佐衛門尚宏氏（現会長）が代表取締役社長に就任し、新たな一歩を踏み出しました。

美術館の特色

美術館では、国内外の現代ガラス工芸作家の作品を幅広く展示しています。武政健夫氏、藤田喬平氏、樋口主明氏など、著名な作家の作品に加え、近年は仙台の海馬ガラス工房の村山耕二氏の作品「Geological Glass」も展示され、コレクションの幅を広げています。

毎年11月下旬には、アートプラザ１０８岩谷画廊と共催で、公募展「諏訪を描く展」を開催していました。地元の作家から全国の作家まで幅広く参加するこの展覧会は、地域に根付いた文化イベントとして親しまれてきました。2022年には、後藤吉久氏の作品「カノン」が人気投票で1位を獲得するなど、高い注目を集めています。2023年11月23日開催の第10回をもって、一旦区切りをつけることを発表しています。

施設概要

「SUWAガラスの里」は美術館以外にも、魅力的な施設が充実しています。

1階: 国内最大級のガラスショップをはじめ、カフェ、ガラス製作体験工房（リューター、キャンドル、クリアドーム、ガラスハンコ、サンドブラスト、トンボ玉など）、米粉パンが特徴のレストラン「レストランスリエ」などがあります。

2階: SUWAプレミアムショップでは、諏訪地方の伝統技術を駆使した、独楽、万年筆、スピーカー、オルゴールなど、多様な工芸品が販売されています。

アクセスと情報

所在地: 長野県諏訪市豊田2400-7
営業時間: 4月～9月 10:00～18:00、10月～3月 10:00～17:00（入館受付は閉館30分前まで）
休館日: 4月～12月（火・水曜日）、1月～3月（火・水・木曜日）、祝日を除く。GWと8月は全日営業
料金: 美術館のみ有料（大人770円、中学生以下無料、団体8名様以上660円。障がい者手帳をお持ちの方とその介添えの方1名は無料）
駐車場: 無料（220台）
アクセス: 諏訪ICまたは岡谷ICより車で15分、JR上諏訪駅または岡谷駅からタクシーで15分、かりんちゃんバスまたはスワンバスも利用可能

関連情報

SUWAガラスの里の美術館は、諏訪地域の文化交流拠点として、今後も地域の活性化に貢献していくことでしょう。ガラス工芸を通して、諏訪の自然と文化の魅力を多くの人に伝えていく役割を担っています。 公式サイトやSNSを通じて、最新の情報をチェックすることをお勧めします。

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