SWEET PAIN

SWEET PAINについて



「SWEET PAIN」は、1995年11月1日に発売されたglobeの3枚目のシングルです。この楽曲は、メンバーである小室哲哉が作詞・作曲・プロデュースを手掛け、avex globeからリリースされました。全体のテーマは、職場で精力的に働く男性が、リアルタイムで進行する恋愛に伴う切なさや苦しみを次第に理解していく様子です。

シングルのヒット



本作は当初、CDとしては小さめの8cmサイズで販売され、最大で90万枚を超える売上を記録しました。これは前作を上回る数字であり、1995年と1996年の年間ヒットチャートにも登場し、多くのリスナーの心を掴みました。楽曲は、現代的な恋愛の幸福とその裏に潜む苦しみを表現しているため、多くの人々に共感を呼んだのです。

音楽のスタイル



「SWEET PAIN」は、リズミカルでキャッチーなメロディーを持つダンスミュージックであり、特にマーク・パンサーのラップに日本語が初めて導入された点が注目されています。ポップな要素に加え、深い歌詞が印象的で、単なるダンスナンバーではなく、聴く人の心に残る作品と言えます。音楽のミックスにはDave Fordが関与しており、その質の高いサウンドが特徴的です。

ミュージックビデオと制作秘話



驚くべきことに、本作には正式なミュージックビデオは存在しません。しかし、基本となるメロディーは、テレビ番組の取材中に小室がわずか10分で即興で創り上げたものであることが示されています。この即興性は、楽曲の新鮮さとエネルギーを感じさせる重要な要素となっています。

収録されている楽曲



シングルには、以下のバージョンが収録されています。
  • - SWEET PAIN (ORIGINAL MIX)
（作詞・作曲・編曲：小室哲哉 / MIX：Dave Ford）
TDKの「NEW DJ」CMソングとしても使用されました。
  • - SWEET PAIN (EXTENDED MIX)
  • - SWEET PAIN (SPACE GROOVE MIX)

また、この楽曲はアルバム『SWEET PAIN』にも収録されています。アルバムバージョンとしては、以下の作品に収められています。
（シングルバージョンではアウトロがフェードアウトしません）

さらに、2015年にはlol（エルオーエル）のカバー版が「#globe20th -SPECIAL COVER BEST-」に収録され、新たな世代に親しまれるきっかけとなりました。

「SWEET PAIN」は、globeの魅力を凝縮した作品であり、今もなお多くのファンに愛され続けています。

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