Saints Row IV

『Saints Row IV』

『Saints Row IV』は、オープンワールド型のアクションゲームで、Deep Silverより発売されました。本作は「サード・ストリート・セインツ」というギャングチームの物語の最終章で、プレイヤーはサイラス・テンプルという敵エイリアンと戦うヒーローであるボス（主人公）となります。日本語版のキャッチコピーは「リアルなだけじゃつまらない！ハチャメチャやろうぜ！」です。

ストーリー概要

物語は、中東のテロ組織と結託し、核テロを目論むサイラス・テンプルによる攻撃から始まります。ボスは以前の功績からアメリカ合衆国の大統領に就任しますが、彼の自惚れが原因で支持率は急降下。そんな中、謎のエイリアン集団「ゼン帝国」がホワイトハウスを襲撃し、ボスは捕らえられてしまいます。

ボスはエイリアンによって作り出された50年代のホームドラマ風の平和な仮想世界に閉じ込められますが、仲間のキンジーの助力により、正気を取り戻し、この牢獄から脱出しようと試みます。彼は「バーチャル・スティールポート」と名付けられたシミュレーション空間に投げ込まれ、次々に現れる敵や、凶悪なエイリアン「ヴォーデン」と戦うことになります。

ボスはスーパーパワーを獲得し、遂に現実世界に帰還。そこで、ゼン帝国の母船を相手に仲間たちと連携し、SYNの皇帝ジニャックと対決します。しかし、ボスたちの計画は協力しているはずの仲間の裏切りにより、思わぬ事態に。ボスはジニャックの陰謀を乗り越え、土地と仲間を取り戻すための戦いに挑みます。

ゲームプレイ

本作は『Saints Row: The Third』の要素を引き継いでいますが、異なる点として、スーパーパワーやバーチャルな環境を利用した新しい戦闘スタイルが特徴です。敵を倒すことで体力を回復するライフオーブが登場し、昔のように自然回復できないなど、戦略が求められます。

ハッキング要素も強化され、店舗のハッキングを行うためにパズルを解く必要があるなど、プレイヤーに新たな挑戦を与えています。悪評度システムが取り入れられ、市民への攻撃が多くなるとウォーデンという強力な敵が出現し、よりスリルのある展開が待っています。

カスタマイズとアップグレード

武器やキャラクターのカスタマイズが充実しており、様々なスタイルでプレイすることが可能です。アップグレードストアを利用してスーパーパワーを強化したり、特定のミッションを達成することで新たな能力をアンロックすることができます。市街地を自由に駆け回ることができ、スーパーダッシュやスーパージャンプを駆使して探索することが鍵となります。

DLCとエンディング

DLCにはエンター・ザ・ドミナトリックスやセインツはどうやってクリスマスを救ったか、などがあり、ストーリーとキャラクターの深みを増す要素が追加されています。エンディングは複数あり、プレイヤーが選んだ決断によって物語が分岐。ストーリーの進行に影響を与える要因が盛り込まれ、プレイヤーの選択がより重要な役割を果たします。

『Saints Row IV』は、ユーモア溢れるストーリーとアクションに満ちたゲームプレイが特徴で、シリーズの集大成としてふさわしい内容となっています。プレイヤーは、友人と共に挑むハチャメチャな冒険を通じて、明るくユニークな世界観に浸ることができます。

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