Say a Little Prayer(セイ・ア・リトル・プレイヤー)
概要
かつて活動していた女性3人組のボーカルユニット、セイ・ア・リトル・プレイヤー(通称:セイア)は、1997年に結成されました。彼女たちは
テレビ東京のオーディション番組「
ASAYAN」で選ばれた田口理恵、片桐華子、大櫛江里加の3人から成り立っており、レコード会社はバリアフリーに所属、配給は
ポニーキャニオンおよび東芝EMI(現在のユニバーサルミュージックLLC)です。
このグループ名は、
1967年に作られたバート・バカラックとハル・デヴィッドによる楽曲「小さな願い」(原題: "I Say A Little Prayer")に由来しています。また、デビューには特別な条件があり、覆面プロデューサーとして当時知られていたЯKの
インディーズ盤「小さな星」を10日間で1万枚売り切ることが求められました。
当初、
タワーレコード渋谷店での販売は10日間限定でしたが、驚くことに2日間で完売。これにより、彼女たちはメジャーデビューを果たし、その後のキャリアが拓かれました。
ディスコグラフィーと活動
デビュー後、彼女たちはシングルやアルバムを合わせて計10枚の作品をリリースしましたが、
1999年に解散を迎えました。個々のメンバーは解散後も多様な道を歩んでいきます。
- - 田口理恵(たぐち りえ、1978年生まれ):茨城県出身で、ソロ歌手と女優として活動し、その後引退。後にアイリストとして再起し、田口りえと改名しCMやナレーションに戻ってきました。
- - 片桐華子(かたぎり はなこ、1979年生まれ):京都府出身で、舞台女優としてのキャリアを築きました。
- - 大櫛江里加(おおくし えりか、1980年生まれ):神奈川県出身。一時活動を休止した後、エリカに改名して女優としての道を歩き始めました。
メディア出演
彼女たちは音楽活動以外にもレギュラー番組に出演しており、特に「saku saku morning call」(1998年4月 -
1999年3月、TVKテレビ)や「ウィークリーカウントダウンパーティー」(2000年4月 - 2003年9月、TOKYO FM系、片桐のみ)が広く知られています。
セイ・ア・リトル・プレイヤーは、短い活動期間ながらも多くのファンを魅了し、各メンバーが独自の道で成功を収める姿を見せています。その影響は今でも多くのアーティストに受け継がれていると言えるでしょう。