Sherbet Snow and the Airplane e.p.

SUEMITSU & THE SUEMITHの1枚目のシングル「Sherbet Snow and the Airplane e.p.」は、2006年6月14日にリリースされました。メジャーデビューアルバム『Man Here Plays Mean Piano - A New Edition 4 Sony Music』の発表からわずか2ヶ月後のリリースとなり、その短いスパンが話題を呼びました。

タイトル曲「Sherbet Snow and the Airplane」は、末光篤が高校時代の音楽の授業で作曲課題として初めて手掛けた楽曲です。原曲をベースに、元SUPERCARのいしわたり淳治が日本語詞を書き下ろしました。青春時代の記憶を呼び起こすような、甘く切ない歌詞と、末光篤の奏でる美しいメロディーが融合した、印象的なナンバーに仕上がっています。

この楽曲のプロモーションビデオは、末光篤とグランドピアノ以外は全てCGで制作された、非常に手の込んだ作品です。その斬新な映像技術が高く評価され、『SPACE SHOWER Music Video Awards 07』のNEW ARTIST VIDEO部門にノミネートされました。音楽と映像が一体となった、アート性の高い作品として、多くの視聴者を魅了しました。

カップリングには、THE SUEMITHの名前の由来になったとも言われるThe Smithsの「Ask」のカバーが収録されています。原曲の持つ魅力を最大限に引き出しつつ、SUEMITSU & THE SUEMITHならではのアレンジが加えられた、オリジナリティ溢れるカバーとなっています。末光篤の音楽的ルーツを感じさせる、貴重な音源と言えるでしょう。

収録曲は以下の通りです。

1. Sherbet Snow and the Airplane
作詞：末光篤、いしわたり淳治／作曲・編曲：末光篤
2. We R the Wave Crest
作詞・作曲・編曲：末光篤
3. Ask
作詞・作曲：Johnny Marr、Steven Morrissey／編曲：末光篤

「Sherbet Snow and the Airplane e.p.」は、SUEMITSU & THE SUEMITHの音楽性を凝縮した、完成度の高い作品です。瑞々しい感性と、確かな演奏技術が融合した、彼らの代表作の一つとして、長く愛されています。2006年という時代を彩った音楽の一つとして、記憶されるべき作品です。

関連事項として、この作品は「2006年の音楽」シーンを語る上で欠かせない一枚と言えるでしょう。

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