Singles II (甲斐バンド to 甲斐よしひろのアルバム)

Singles II - 甲斐バンド ベスト・アルバム

2000年にリリースされた「Singles II」は、日本のロックシーンで名を馳せた甲斐バンドとそのボーカリストである甲斐よしひろによるベスト・アルバムです。このアルバムは、甲斐バンドのシングル作品の中から、20thシングルから33rdシングルまでの楽曲を中心に、甲斐よしひろ名義のオリジナル・アナログシングルのカップリング曲も収録されている、2枚組の豪華なシングル集となっています。さらに、初CD化曲やアルバム未収録曲が含まれているため、ファンにとっても新たな発見がある一枚となっています。

アルバムの特長

本作の大きな特徴は、過去のシングルの大部分がシングル・バージョンで収録されている点です。また、一部の楽曲では編曲者も多彩で、椎名和夫や後藤次利など錚々たる顔ぶれが参加しており、それぞれの楽曲に個性的なアレンジが施されています。ブックレットは添付されていませんが、シングル・ジャケットを模したCDサイズのレプリカが封入されているため、視覚的な楽しさも提供されています。

収録曲の概要

Disc 1

Disc 1には、「東京の一夜」や「フェアリー」を除くほぼ全てがシングルヴァージョンで収録されています。印象的な楽曲「無法者の愛」や「観覧車'82」など、耳に残るメロディの曲が多くラインナップされており、ライブ音源も収められています。特に「胸いっぱいの愛」と「東京の一夜」については、ライブでの迫力が感じられるバージョンとして大変人気があります。

Disc 2

Disc 2には、松尾清憲作詞の「レイニー・ドライヴ」や大森信和による「エコーズ・オブ・ラヴ」など、ソロ活動時代の歌唱が楽しめる曲が収録されています。このディスクでは、特に未発表曲「別離の黄昏」が目を引きます。研ナオコへの提供曲のセルフカバーであり、ファンにはたまらない一曲です。

未収録シングルの情報

このアルバムにはいくつかの未収録シングルがあり、過去のシングルのカップリングなど、収録されていない楽曲も存在します。これは、シングル数が多く、すべてを網羅することが難しいためであり、今後のリリースに期待が寄せられています。

まとめ

「Singles II」は、甲斐バンドと甲斐よしひろの魅力を再確認できる作品です。これを聴けば、その音楽の深さと、彼らの活動の歴史に触れることができるでしょう。単なるベストアルバムを超えた、音楽的な宝物と言える一本です。ぜひ手に取って、あの時代の空気感を感じてみてください。

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