SoftBank 821SC

SoftBank 821SCは、韓国のサムスン電子によって開発されたソフトバンクモバイルの第三世代携帯電話（SoftBank 3G）端末です。2008年4月13日に発売されました。同時期には820SCも有機ELワンセグ機種として販売されていましたが、821SCは2軸回転型の折りたたみ式筐体ではないなど、異なる点が多いため、実質的な兄弟機種とは言えないでしょう。

主な機能・サービス

特徴

この機種は、女性の手にも持ちやすいコンパクトなサイズが特徴のワンセグ機能付き携帯電話です。デザインは、背面中央上部に有機ELディスプレイが横帯状に配置されたシンプルな直方体型をしています。また、言語選択に韓国語が設定可能で、SMSやカレンダーでハングルが入力できるなど、韓国製らしさが感じられます。ただし、国際ローミングには対応していません。

さらに、音声認識機能が搭載されており、目の不自由な方でも比較的容易に操作が可能です（誤認識は10回中1回程度）。また、カメラ撮影中にパノラマ合成を行うことができます。

発売当初から、家電量販店などでスーパーボーナスを利用した一括払い時の端末価格が安く設定されることが多く、「スパボ一括」の対象機種として人気を集めました。韓国製端末としては比較的セールスが好調で、ソフトバンクモバイルの機種の中でもプリペイドを含め、長くカタログに掲載された珍しい機種でもあります。

エントリーモデルの機種としては珍しく、Bluetooth通信に対応しており、自動車内でのハンズフリー通話が可能です。赤外線通信にも対応しています。

2009年6月20日からはプリモバイル向け端末としても販売が開始され（ホワイトとブラックの2色のみ）、2011年5月までプリモバイル向け端末としては唯一のワンセグ対応モデルでした。しかし、同年6月24日にSoftBank 840SCがワンセグ対応モデルとして正式に追加されています。

関連項目

ソフトバンクモバイルの端末一覧
ワンセグ
プリモバイル - プリモバイルセット用端末5号機として、821SCが採用されました。

外部リンク

SoftBank 821SC
* SAMSUNG mobile | 製品情報 | 821SC

脚注

注釈

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