Software in the Public Interest

Software in the Public Interest, Inc.（SPI）は、1997年6月16日に設立された、自由/オープンソースソフトウェア（FLOSS）およびオープンソースハードウェアの開発、配布を支援する非営利団体です。SPIは、自由ソフトウェア活動を活発に行っている個人、法人、プロジェクトであれば誰でも参加できる組織として、コミュニティの発展に貢献しています。本部はニューヨークに置かれています。

参加プロジェクト

SPIは、多様なプロジェクトを支援しており、これらのプロジェクトは「Associated Projects」としてSPIの傘下で活動しています。具体的なプロジェクト例は以下の通りです。

Debian
Drupal
freedesktop.org
LibreOffice
OpenStreetMap
PostgreSQL
その他多数

これらのプロジェクトは、各々が特定の分野で重要な役割を果たしており、SPIの支援によって活動を円滑に進めています。

理事会

SPIの運営は、理事会（Board of Directors）によって行われています。理事会のメンバーは、コンドルセ方式の一種であるシュルツ方式による投票で選出され、組織の意思決定を担っています。現在の理事会の構成は以下の通りです。

会長: ビーデール・ガービー（Bdale Garbee）
副会長: Joerg Jaspert
書記: Jonathan McDowell
会計: Michael Schultheiss
委員（ボード・ディレクター）:
Clint Adams
Robert Brockway
Joshua D. Drake
Jimmy Kaplowitz
Martin Zobel-Helas

これらのメンバーは、それぞれの専門知識を活かし、SPIの運営を支えています。

顧問

SPIの活動を支えるために、以下の顧問が協力しています。

法務: Gregory Pomerantz
Debianプロジェクトリーダー: (現在)
PostgreSQL プロジェクト代表: Robert Treat

これらの顧問は、法律、プロジェクト運営など、多岐にわたる分野で専門的な助言を提供しています。

SPIは、自由ソフトウェアとオープンソースハードウェアの発展に大きく貢献しており、その活動は世界中の開発者やユーザーに影響を与えています。また、参加プロジェクトは、それぞれの分野で重要な役割を果たしており、SPIの支援によってその活動が促進されています。SPIは、透明性と民主的な運営を重視し、コミュニティの意見を取り入れながら組織を運営しています。

SPIの組織運営は、理事会と顧問によって支えられ、技術的な専門知識だけでなく、法務やプロジェクト運営の専門家も加わって、バランスの取れた組織運営が行われています。また、SPIの活動は、世界中の開発者とユーザーに支持されており、その影響力はますます大きくなっています。

その他の自由ソフトウェアプロジェクト統括組織

SPIと同様に、自由ソフトウェアプロジェクトを統括する主な組織として、以下が挙げられます。

Apacheソフトウェア財団（ASF）
Software Freedom Conservancy（SFC）

これらの組織も、自由ソフトウェアの発展に大きく貢献しており、SPIと共に、オープンソースの世界を支えています。

外部リンク

* 公式サイト

SPIの公式サイトでは、組織の最新情報や活動内容、参加プロジェクトの詳細などが公開されています。興味のある方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。

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