Solatorobo それからCODAへ

Solatorobo それからCODAへ

『Solatorobo それからCODAへ』は、2010年にバンダイナムコゲームスから発売されたニンテンドーDS向けのアクションRPGです。このゲームは、リトルテイルブロンクスシリーズの2作目にあたり、3000年後の未来を舞台に、進化した犬と猫の文明の物語を描いています。

ゲームの概要

本作の世界は、浮遊する大陸「シェパルド共和国」に設定され、知的な犬と猫が共存する文明が築かれています。ゲームのデザインを手掛けたのは、アニメ『天空のエスカフローネ』で知られる結城信輝であり、オープニングアニメーションはマッドハウスが制作しています。本作のストーリーは、数々の依頼を受け、成長していく主人公のレッドとその仲間たちの冒険が中心となっています。

この作中では、過去に開発された『テイルコンチェルト』との関連性があり、同じ世界を背景にしたキャラクターたちも登場します。テレビCMは、全100種類制作され、その独自性からギネス記録を獲得しています。第一部でのストーリー開始前に、レッドは自身の飛行艇「アスモデウス」に乗り、謎の依頼をこなすところから物語がスタートします。

ストーリーの詳細

物語は、イヌヒトの若者・レッドが妹のショコラと共にハンターとして活動している姿から始まります。ある日、重要なファイルの奪還を依頼され、輸送船「ヒンデンブルグ」に潜入します。そこで出会ったネコヒトの少女・エルとの関係を通じて、レッドはさまざまな謎と出会っていくことになります。

彼らは、謎の物質「メダリオン」や、超巨大物体「ラーレス」と対峙しながら、革命的な力を持つハイブリッドが登場する運命に結びついていきます。力を持つハイブリッドたちとの接触を経て、レッドは自らの力と世界の秘密に目覚めていきます。重厚なストーリーや魅力的なキャラクターは、多くのサブクエストや多様なミニゲームによってさらに深められます。

ゲームシステム

ゲームは、ロボットに乗り込んで行う戦闘「ロボアクション」と、キャラクターが直接操作できる「ヒトアクション」の2つのシステムに分かれています。プレイヤーは、それぞれのアクションを駆使し、ダンジョンの攻略や敵との戦闘を楽しむことができます。また、特定の条件を満たすことで主人公の能力が向上するトランス能力も特徴です。

レッドの愛機である「ダハーカ」を使って多様な敵やダンジョンに挑戦し、サブクエストに挑むことによってゲームをさらに楽しむことができます。また、Wi-Fi機能を利用したダウンロードクエストなども提供され、プレイヤーの冒険をより豊かにしています。

世界観と都市

シェパルド共和国は、地上を覆う危険な「プラズマの雲海」に囲まれています。物語の背景には、127年前に終わった戦争の影響があり、共和国の名はその終結に関わった少年に由来しています。またさまざまな切り口から、その文明や文化に触れていくことが可能です。作中に登場する主要都市が、個性的で魅力的なデザインとなっており、各町の特徴やイベントがプレイヤーの探索を豊かにしています。

結論

『Solatorobo それからCODAへ』は、豊かなストーリーに加え、キャラクターたちの魅力が詰まったアクションRPGです。未来の犬と猫の文明が独自に構築されており、プレイヤーはその中で冒険を楽しむことができます。本作の深いテーマ性や多彩なシステムは、リトルテイルブロンクスシリーズを愛するファンにとって、新しい体験となるでしょう。

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