Sony Tablet P

Sony Tablet P（ソニータブレット・ピー）

Sony Tablet Pは、2011年9月1日に発表されたソニー製のタブレットです。この端末は、最初にAndroid 3.2を搭載しましたが、後にアップデートによってAndroid 4.0にも対応しました。日本市場向けには、Wi-Fi+3Gモデル「SGPT211JP/S」とWi-Fiモデル「SGPT213JP/H」の二種類が販売されました。

概要

Sony Tablet Pは、2011年4月26日に『S2』というコードネームで発表され、その後正式な市販モデルが公開されました。販売が開始されたのはWi-Fi+3Gモデルが2011年10月28日で、続いて2012年4月21にはWi-Fiモデルが登場しました。

製品には着せ替え用カバーやキャリングケース、交換用バッテリーといった純正のオプション商品も用意されています。初期設定色は白と黒でしたが、その後金、青、ピンクのバリエーションが追加されました。

ディスプレイ

ディスプレイにはソニー独自のTruBlack技術を搭載した5.5型ウルトラワイドVGA液晶が採用されており、解像度は1024×480です。特筆すべきは、上部と下部にそれぞれ画面があり、操作画面とコンテンツ表示を同時に行える点です。例えば、上画面に文書作成用の画面を、下画面にQWERTYキーボードを配置することができます。

カメラとセンサー

カメラは511万画素のCMOSセンサーが搭載されており、高感度・低ノイズを誇る「Exmor R for mobile」技術が用いられています。このため、薄暗い場所でもフラッシュなしでの撮影が可能です。また、3軸加速度センサーやジャイロ、デジタルコンパス、照度センサーが組み込まれており、直感的な操作を実現しています。

Wi-Fiと接続性

Wi-Fi+3GモデルはFOMAハイスピードに対応し、14Mbpsのダウンリンクと5.7Mbpsのアップリンクが可能です。NTTドコモのインターネット接続サービスを利用することで、@docomo.ne.jpドメインのメールも利用でき、GPRS通信にも対応しています。

コンテンツとアプリケーション

Sony Tablet PはPlayStation Certifiedであり、初代PlayStationのゲームを楽しむことができます。また、「みんなのGOLF2」がプリインストールされており、ソニーのReader Storeに対応しているため、電子書籍も購入できます。

さらに、ソーシャルフィードリーダーを通じてTwitterやFacebook、mixiなどのSNSを統合することができ、Androidマーケットおよびドコモマーケットからは30万以上のアプリケーションをダウンロード可能です。

対応言語

この端末はバイリンガル機能を備えており、日本語、中国語（簡体字・繁体字）、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語など、多様な言語に対応しています。

歴史

• - 2011年4月26日: コードネームS2として発表
• - 2011年9月1日: ソニーが正式に発売を発表、NTTドコモも取扱いを開始
• - 2011年10月28日: Wi-Fi+3Gモデルが発売
• - 2012年4月21日: Wi-Fiモデルが発売
• - 2012年5月24日: Android 4.0.3へのアップデートを開始

Sony Tablet Pは、ソニーならではの豊富な機能とスタイリッシュなデザインを兼ね備えたタブレットとして、多くのユーザーに支持されています。

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