Spi (俳優)

spi：類まれな才能を持つマルチエンターテイナー

spi（すぴ）は、1987年10月30日生まれの俳優、歌手、モデルである。神奈川県横須賀市出身で、青山学院大学法学部を卒業後、フリーランスとして活動している。

多彩な才能とキャリア

アメリカ人の父と日本人の母を持つ彼は、幼少期から並外れた才能を発揮した。5歳から横須賀米海軍のシアターグループに所属し、演技や歌の基礎を学ぶ。英語を母語とする環境でミュージカル『ミュージックマン』（ウィンスロップ役）で初舞台を踏み、その後も『南太平洋』や東京交響楽団のオペラ『夕鶴』などに出演経験を持つ。同時に教会聖歌隊のボーイソプラノ・ソリストとしても活躍し、クラシック音楽にも造詣が深い。

10代後半からはユニットを結成し、東京都内のライブハウスなどでヴォーカル、ダンサーとして活動を開始。2010年には元宝塚歌劇団トップスターの水夏希とユニット「Guys☆From The Earth」を結成し、フジテレビのタイアップドラマの主題歌を担当するなど、音楽活動でも成功を収めた。

表現の幅を広げるため、2016年には渡米し、ニューヨークで舞台技術、ヒップホップ、クラシックバレエを学ぶ。帰国後はさらに活躍の場を広げ、舞台、ライブ、音楽ユニットなど、多方面で才能を発揮している。

彼の演技力については、舞台『Take me out』の演出を担当した藤田俊太郎氏から「台詞の分析、美しい体格、演技者として素晴らしいスタイルを持っている」と高く評価されている。spi自身も公式ブログで「トリプル・スレット・エンターテイナー」（演技、歌唱、ダンスのすべてに卓越した舞台人）を目指すと公言しており、その言葉通り、あらゆる分野で卓越した実力を持ち合わせている。

2021年には佐藤流司、福澤侑、心之介らと音楽パフォーマンスユニットZIPANG OPERAを結成。2023年には映画『SINGULA』でマドリード国際映画祭外国語映画最優秀主演男優賞を受賞するなど、その才能は国際的に認められている。

豊富な出演作品

彼の活動は多岐に渡り、ミュージカル、ストレートプレイ、コンサートなど、多くの舞台作品に出演している。主な出演作品にはミュージカル『RENT』（ゴートン役、ベニー役）、『ZANNA』（アーヴィン役）、『カルメン』（インマル役）、『ジャージー・ボーイズ』（ニック・マッシ役）、『刀剣乱舞』（蜻蛉切役）、『オリバー！』（ビル・サイクス役）、『ドリームガールズ』（カーティス・テイラー・ジュニア役）など、数多くの話題作が含まれる。また、舞台『黒子のバスケ』シリーズや、『KING OF PRISM』シリーズなど2.5次元作品への出演も多数ある。

さらに、ソロライブやZIPANG OPERAとしての活動、テレビ番組やCMへの出演など、活動は多岐に渡る。テレビドラマ『テレビ演劇 サクセス荘』シリーズでは虎次郎役としてレギュラー出演し、人気を博した。

音楽活動

歌手としても精力的に活動しており、カバーアルバムやオリジナル楽曲を発表している。代表的な作品として、カバーアルバム『STAY WITH ME』、オリジナルCD『悪フザけ、LOVEだらけ。』、ソロ楽曲『Into My Soul』などが挙げられる。ZIPANG OPERAのアルバム『ZERO』も高い評価を得ている。

その他活動

他にも、写真集『AMPHIS spi』や『失恋男子-シツレンバナシ-』などの出版、adidas、LUMINE、UNIQLOなどのCM出演、雑誌『Tarzan』や『WOOFIN』への掲載など、幅広い分野で活動している。

結語

spiは、類まれな才能と経験、そして高い評価を受けている実力派エンターテイナーである。俳優、歌手、モデルとして、さらなる活躍が期待される。彼の今後の活動に注目したい。

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