SPLASH!

B'zのシングル『SPLASH!』の概要

B'zによる楽曲『SPLASH!』は、2006年6月7日にVERMILLION RECORDSからリリースされた42枚目のシングルです。この曲は、15枚目のアルバム『MONSTER』の先行シングルとしての役割を果たし、B'zが年に3枚以上のシングルを発表するのは、2000年以来6年ぶりとなりました。

特徴

『SPLASH!』は、初のDVD付きシングルとして発売され、通常盤を含む計4種類がリリースされました。付属のDVDには、2005年に行われた『B'z LIVE-GYM 2005 'CIRCLE OF ROCK'』からのライブ映像が収録されています。このDVDには「愛のバクダン」、「パルス」、「Fever」の演奏が含まれており、初回版はデジパック仕様で提供されるなど、特別感が演出されています。また、ジャケットのデザインも4色展開されており、レッド（通常版）、グリーン（「愛のバクダン」）、ブルー（「パルス」）、イエロー（「Fever」）となっています。

プロモーション

本シングルのプロモーション活動の一環として、NHKの音楽番組『ポップジャム』に出演しました。B'zが同局の番組に登場するのは約11年ぶりで、ファンにとっても嬉しいサプライズでした。

楽曲の内容

SPLASH!

『SPLASH!』は、従来の生演奏スタイルから脱却し、打ち込み音が多用された新しいアプローチを採用しています。一般的なシングル曲に見られるギターソロは存在せず、ドラムの音も控えめに設定されています。歌詞には、愛や生殖といった人間関係をテーマにした直接的な表現が含まれています。レコーディングやミキシングには、ジェイ・バウムガードナーが関与しており、マスタリングはテッド・ジャンセンが担当しています。ミュージックビデオは、ライオネル・コールマンが監督しており、物語性のある内容が展開されています。また、英語バージョンも制作されており、「Splash」というタイトルで、2011年の北米ツアーで初めて披露されました。

MVP

もう一曲の収録曲「MVP」は、ストリングスやホーンが豊富に使用されており、こちらも松本のギターソロが存在しない楽曲です。『MONSTER』には収録されていませんが、アルバムツアーでは振り付けを交えたパフォーマンスが行われました。さらに、「MVP」はドワンゴのCMソングとしても使用されました。

参加メンバー

楽曲制作には多くのミュージシャンが参加しています。松本孝弘はギターと全曲の作曲・編曲を手掛け、稲葉浩志がボーカルと全曲の作詞・編曲を担当。ベースには徳永暁人、ドラムにはシェーン・ガラースが参加しています。また、ストリングスアレンジは池田大介が担当しました。特典DVDのパフォーマンスには、増田隆宣（キーボード）、大田紳一郎（ギター・コーラス）なども登場しています。

収録アルバム

• - 『SPLASH!』
• - 『MONSTER』
• - 『B'z The Best 'ULTRA Pleasure'』
• - 『B'z The Best XXV 1999-2012`』

結論

『SPLASH!』は、B'zの音楽スタイルの進化を示す楽曲であり、特別な発売形式やプロモーションも話題を呼びました。それぞれの楽曲が持つテーマや表現方法も、B'zファンには新たな魅力として感じられているでしょう。

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