Sports Reference

Sports Reference, LLC.について

Sports Reference, LLC.は、アメリカを拠点とする企業であり、野球、アメリカンフットボール、バスケットボール、アイスホッケー、サッカーなど多岐にわたるプロスポーツの情報サイトを運営しています。また、カレッジフットボールやカレッジバスケットボールといった学生スポーツに関する情報も提供しており、かつてはオリンピックに特化したウェブサイトも運営していました。

サイトの特徴

同社のウェブサイトは、様々なスポーツデータを包括的に取り扱っています。たとえば、「Baseball-Reference.com」では、10万試合以上の野球のボックススコア（試合記録）を公開しています。一方、アメリカンフットボールに特化した「Pro-Football-Reference.com」では、1941年以降のNFLにおける全試合の得点記録を確認することができます。これにより、ファンや研究者にとって、貴重なデータベースとして機能しているのです。

2020年5月14日にSports Referenceサイトは閉鎖となりましたが、データは新たに設立された「Olympedia.org」に移行され、同年5月にはこの新サイトが開設されました。

沿革

Sports Referenceの起源は、3人の個人によるスポーツ情報サイトが集合したことにあります。最初に金融に携わっていたショーン・フォーマンは、2000年4月に野球に特化したウェブサイトを立ち上げ、その後、同年12月にはダグ・ドライネンがプロ・アメリカンフットボールのサイトを開設しました。さらに、2004年4月には、ジャスティン・カバトコが別の野球サイトを設立しました。

フォーマンは、地元フィラデルフィアのセイントジョセフ大学で数学と計算機科学を教える傍ら、2004年10月に「スポーツ・レファレンス」としてこの企業を法人化しました。2006年には、フォーマンが社長に専念し、2007年12月にはジェイ・ヴィーシュボーを迎え、会社の形態を有限責任会社に変更しました。これによって、正式に「Sports Reference, LLC.」の名称が登録され、フィラデルフィアを本社とするようになりました。

データ収集

Sports Referenceは、正確なデータを提供するために、各種スポーツ機関と有償で提携しています。また、メジャーリーグの野球の専門サイトなどから無償でデータを提供されることもあります。2017年からは、サッカーのデータにも力を入れ始めており、これによりより多様なスポーツ情報を網羅することができるようになっています。2021年12月の時点で、同社では常勤のスタッフとして約15名を雇用しています。

このようにして、Sports Reference, LLC.は、広範なスポーツデータを一堂に集め、ファンや研究者に貴重な情報を提供する重要な存在となっています。

もう一度検索