Starting Over (SPEEDのアルバム)

SPEED - Starting Over (1996)

『Starting Over』は、日本のガールズグループSPEEDが1996年にリリースした最初のアルバムです。このアルバムは、SPEEDが音楽シーンに大きなインパクトを与え、一躍トップアーティストとしての地位を確立する上で非常に重要な作品となりました。

解説

アルバムのジャケットは、オーストラリアの壮大な風景の中で撮影されました。SPEEDが最初に解散するまでにリリースしたアルバムの中で、唯一、すべての曲名、発売年月日、価格、バーコードがジャケットの透明スリーブに直接貼付されている点が特徴的です。これは、後のアルバムでは外装のビニール袋に貼られる形式に変更されました。また、歌詞ブックレットもパッケージ内部に固定されています。

『Starting Over』は累計出荷枚数250万枚を記録し、オリコンチャートでは192.6万枚の売上を達成。SPEEDにとって初のミリオンセラーアルバムとなりました。

収録曲と楽曲解説

1. Walk This Way
アルバムのオープニングを飾る、約2分弱の短い楽曲。アルバム全体の勢いを高める役割を果たしています。

2. Body & Soul
SPEEDのデビューシングル。彼女たちの初期の代表曲であり、力強いダンスと歌唱が特徴です。

3. Luv Vibration
ロート製薬「ロートZi:リセ」のCMソングとして使用されました。ミュージックビデオも制作され、話題を呼びました。

4. STEADY
2枚目のシングル。SPEEDの代表曲の一つで、ドラマ主題歌としても起用され、幅広い層に支持されました。

5. RAKUGAKI


6. サヨナラは雨の日....

7. Go! Go! Heaven (Album Version)
3枚目のシングル。シングルバージョンとはイントロとアウトロが異なっています。イントロは、シングル版ではスタジオミュージシャンによるコーラスで始まりますが、アルバムバージョンではメンバー自身のバックボーカルから始まります。また、アウトロはシングルバージョンよりも16秒長く収録されています。

8. I Remember
デビューシングル「Body & Soul」のカップリング曲。

9. Kiwi Love

10. Happy Together
2枚目のシングル「STEADY」のカップリング曲。

11. Starting Over
アルバムのタイトルナンバー。SPEEDの新たなスタートを象徴する楽曲です。

12. Starting Over (reprise) ～ Walk This Way
前曲「Starting Over」のアウトロから、1曲目の「Walk This Way」に戻るアレンジが施されています。アルバム全体を締めくくる効果的な構成となっています。

『Starting Over』は、SPEEDの初期のエネルギーと才能が凝縮された作品であり、彼女たちの音楽キャリアにおける重要な一歩となりました。このアルバムを通じて、SPEEDは日本の音楽シーンにおいて確固たる地位を築き、多くのファンを魅了し続けました。

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