Sucre

sucre（シュクレ）とは

sucre（シュクレ）は、2011年から2021年まで活動した日本のレースクイーンユニットです。フランス語で「砂糖」を意味するこのユニットは、「甘くて綺麗で可愛い」をコンセプトに、モータースポーツ界を盛り上げるべく誕生しました。

結成の背景

プロデューサーは、元レースクイーンで“ガールズ・スーパーバイザー”の南香織氏。自動車メーカーやワークスの枠を超え、モータースポーツ全体を盛り上げたいという思いから、このユニットは結成されました。当初は複数のチームのレースクイーンが所属していましたが、後にGAINER（ゲイナー）チームの専属ユニットとして活動を続けました。

ユニットの特徴

結成当初、sucreは3つのレーシングチームのレースクイーン、計10名で構成されていました。各チームのコントローラーには元レースクイーンが参加するなど、従来のレースクイーンユニットとは異なる試みも行われました。また、東日本大震災の影響で、お披露目イベントが延期されるなど、活動初期には様々な困難もありました。

活動の変遷

2011年には、LEXUS TEAM SARD、TEAM S Road MOLA、JIM GAINERの3チームがsucreとして活動しました。しかし、2012年以降はGAINERのみがsucreの名称を使い、2021年まで活動を続けました。2022年にはGAINER Valkiries（ゲイナー・ヴァルキリーズ）という新ユニットが発足したため、sucreという名称は11年の歴史に幕を閉じました。

各年の活動詳細

2011年
LEXUS TEAM SARD sucre：青と白を基調としたコスチュームで活動。当初はパチンコホールイベントにも出演予定でした。
TEAM S Road MOLA sucre：黒と銀色を基調に、赤をアクセントにしたコスチュームで活動。コントローラーは元SUBARU LEGACY B4 GALSの稲本佑生氏。
JIM GAINER sucre：赤と白を基調としたコスチュームで活動。

2012年
S Road MOLA Girls sucre（GT500）とGAINER sucre （GT300）が活動。GAINERはチーム名を「JIM」から「GAINER」に変更。
この年は、お披露目イベントは開催されず、メンバーがそれぞれのブログでsucre参加を発表。
6月のマレーシア戦では、高橋としみ氏が『SUPER GT QUEEN』の一員としてPR活動を行いました。

2013年以降
2013年から2021年まではGAINERのみがsucreとして活動。
2013年のコスチュームはコントローラーの横部実佳氏がデザインしました。
2015年には4年ぶりに4人体制となりましたが、メンバーの脱退もあり、3人での活動となりました。
2016年には史上最多の6人編成でスタートしましたが、途中メンバーの脱退があり4人体制となりました。
2017年には、パチンコ・パチスロ情報誌『でちゃう!』とのスポンサー契約を結び、0P（ゼロピー）Tonorsレースクイーンと“a-Girls”を含めた計8人体制となりました。
2018年は1980年代生まれのメンバーで構成されました。
2019年には、3年連続で11号車担当の神崎さんが引退。
2020年、2021年は1990年代生まれのメンバーで構成されました。

sucreの終焉とその後

2022年には、GAINERが新たなユニット『GAINER Valkiries』を発足させたため、sucreの名称は消滅しました。しかし、GAINER sucreのコントローラーを務めた横部実佳氏は、「また復活するかもしれない」と含みを持たせるコメントを残しており、今後の展開に期待が寄せられています。

メンバーの特徴

SARD、MOLAを含め、北海道及び東北地方出身のメンバーは一人もいませんでした。
2016年には、メンバー全員が平成生まれとなりました。
* GAINER sucreでは、関東地方出身者が多く見られました。

まとめ

sucreは、モータースポーツ界を盛り上げ、多くのファンに愛されたレースクイーンユニットでした。その活動は、単なるレースクイーンの枠を超え、モータースポーツの魅力を発信する重要な役割を担っていました。11年の歴史の中で、様々な変遷を遂げましたが、その功績は今もなお、語り継がれています。

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