T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYO Produced by TM NETWORK

T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYO Produced by TM NETWORK|TM_NETWORK

1988年8月25日、TM NETWORK|TM_NETWORKは東京ドームにて初のドームライブ『T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYO』を開催しました。このライブは、12月から始まるTM NETWORK|TM_NETWORK TOUR '88〜'89 CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜の予告的な性格を持つもので、当日初めて「CAROL」の原型が披露されました。観客動員数は約47,000人に上り、その盛況ぶりを物語っています。

メンバー構成

コンサートの際のメンバーは以下の通りです：

• - 小室哲哉: キーボード / コーラス
• - 宇都宮隆: ボーカル
• - 木根尚登: ギター / キーボード / コーラス

また、サポートメンバーには次のアーティストが参加しました：

• - 松本孝弘: ギター
• - Nick(Nicolas)France: ドラムス
• - Pamela Lynn Altoff: コーラス / CAROL役

コンサートの内容

このライブでは、「T-MUE-NEEDS」という新しいキーワードが提唱され、宇都宮隆はファンにこの名称で呼びかけました。また、ライブ中には前座公演も行われ、バンドFENCE OF DEFENSEが全10曲を披露しました。当日はアルバムがまだ製作段階であったため、後に販売されるTM NETWORK|TM_NETWORKの6thアルバム『CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』とは歌詞が異なるバージョンが演奏されました。

特に印象的なのは、このコンサートで披露された「CAROL」の歌詞が、実際には公演の2日前の8月23日まで完成していなかったことです。ライブの中盤に行われた演出では、宇都宮隆とPamela Lynn Altoffが共演し、歌の掛け合いや合唱などこの日限りの独自のパフォーマンスが展開されました。この演出は、後のツアーでは見ることができない特別なものでした。

テーマと演出

小室哲哉はライブの後に「CAROLに向けてすべき事が見えた」と語っており、このコンサートが今後の活動に大きな影響を与えたことを示唆しています。ライブの開催前に小室はロンドンに移住し、宇都宮はニューヨーク、木根は東京でそれぞれ活動していました。このため、久々にメンバーが集まる貴重な機会となりました。

また、1988年10月8日にはNHK-BS1、10月10日にはNHK総合でこのライブの様子が放送されたが、その内容は編集や演奏曲数に差異がありました。

TM NETWORK|TM_NETWORKの東京ドームでのライブは、この1988年の公演と、1994年に行われたTMN終了ライブの2回のみという特別なものでした。今後の活動における「CAROL」の位置付けに思いを馳せながら、多くのファンがこの伝説のライブを振り返っています。

このように、T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYOはTM NETWORK|TM_NETWORKにとって重要な節目となったライブであり、その意義は今も多くのファンの心に刻まれています。

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