T-Riot

T-Riot

T-Riot（てぃーらいおっと）は、2011年に丹治泰人氏によって旗揚げされた日本の劇団です。活動拠点を東京都に置いています。

劇団の芸術性と特徴

T-Riotの作品世界は、主宰である丹治泰人氏がほぼ全ての脚本と演出を一貫して手がけることで形作られています。その根幹にはサスペンスがあり、そこにホラーやファンタジーといった異質な要素を巧みに融合させることで、独特の緊張感と深みを生み出しています。描かれるテーマは、人間の持つ複雑な内面、特に深い愛情とその対極に位置する恐ろしさや狂気といった側面に焦点を当てています。

劇団名の由来と象徴

「T-Riot」という名称には、主宰である丹治泰人氏（Tanji）が、東京（Tokyo）の劇場（Theater）を舞台に、演劇界に「暴動（Riot）」を起こすような、既成概念を打ち破る刺激的な存在でありたい、という強い意志が込められています。

また、劇団のオリジナルグッズであるTシャツやパーカーには、亀（Tortoise）の図案と共に、「Mobster」（暴徒）という言葉がデザインとして用いられています。これらの要素は、劇団名の「Riot」や作品が描く人間のダークサイドと呼応しており、反骨精神や遊び心、あるいは作品に内包されるテーマ性を象徴していると言えるでしょう。

活動の展開

主な活動場所は東京都内ですが、2014年には上演作品『アジャスターケース』を東京だけでなく大阪でも上演し、活動範囲を広げる試みを行いました。

主要メンバー

劇団の運営や公演の制作は、主宰の丹治泰人氏を中心に、以下に挙げる主要メンバーが様々な役割を兼任することで支えられています。公演時には、ここに挙げられたメンバー以外にも多くのスタッフが協力しています。

丹治泰人 - 主宰、脚本、演出、美術、映像、出演
劇団の芸術的、運営的中心人物として、多方面で才能を発揮しています。
久留海まりん - 出演、小道具
俳優として舞台に立ちながら、作品世界を彩る小道具の製作も担当しています。
斉藤未来 - 出演、照明
俳優として舞台に立つと同時に、舞台照明のデザインやオペレーションを担います。
島津剣斗 - 出演、大道具
俳優として舞台に立ち、同時に舞台美術としての役割も果たしています。
知洋 - 音楽
劇団の作品における重要な要素である音楽面を担当しています。

主な公演作品リスト

2012年の設立以降、意欲的に新作を発表し続けています。以下に、これまでの主な公演作品を列挙します。

2012年3月 - 『ビタースウィート・ミラクル』
2012年9月 - 『リベンジ・ケージ・ノスタルジー』
2013年4月 - 『ビタースウィート・ウォンテッド』
2013年9月 - 『リベンジ・ケージ・ノスタルジー（2013）』
2014年4月 - 『ラスト・カーニバル・リズム』
2014年9月（東京） - 10月（大阪） - 『アジャスターケース』
2015年5月 - 『プリゾナー・アンドロメダ』
2016年2月 - T-Riot EX『オレがアイツでアイツがオレで』（作：大島怜也）
2016年5月 - 『ビタースウィート・テイルズ』
2016年9月 - 『インビジブル・シャドウ』
2017年7月 - 『トライアル』
2018年8月 - 『モーニング・ディナー』

外部リンク

劇団に関する最新情報や活動状況については、主に以下の公式Twitterアカウントで発信されています。

Twitter: @triot1

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