T.KURA

T.Kuraのプロフィール

T.Kura（ティー・クラ）、本名倉卓治は、日本のR&BとHIP HOPの世界で活躍するプロデューサーです。彼は通常、プロデュース活動にはT.KURAの名義を使用し、作品のリリース時にはGIANT SWINGという名前を使います。また、ファンや知人から本名の倉卓治でも呼ばれています。2000年以降はアトランタを拠点とし、妻で共同制作者のMICHICOと共に生活しています。彼の活動はavexやrhythm zoneなどのレコード会社から発信されています。

経歴と業績

T.Kuraは1990年代に海外アーティストのプロデュースに携わり、近年では安室奈美恵やAI、Crystal Kay、EXILEなどの日本のアーティストへの楽曲制作が主な仕事となっています。彼のプロデュース技術は高く評価されており、数多くのヒット作を生み出してきました。

GIANT SWINGの設立

彼が自身の作品をリリースする際に使用するアーティスト名、GIANT SWINGは、1994年に最初のアルバム『What A Blessing』をリリースすることで始まりました。このアルバムにはアナログシングル「Woo Me」が含まれており、限定3000枚が完売し、彼の名前を広めるきっかけとなりました。また、同年にはA&Rと共同でプロジェクトDa Yellow Dogsを発表し、そのアルバム『Nu Soul Re-Cooked Monsters』も好評を博しました。

初のプロデュース作品

1995年には、黒人男性R&BシンガーKaireの1stアルバム『Soul Intentions』を共同制作し、これがT.Kuraにとって初めてのソロアーティストのプロデュース作品となりました。その後、彼は次々と様々なアーティストの楽曲を手掛けるようになり、1996年にはElisha La'Verneの1stアルバムに参加し、シングル「Say Yeah!」がエコーズ誌で初登場3位、Blus & Soul誌で1位を獲得するなど、新たな成功を収めました。

続く成功の足跡

その後もT.KuraはElisha La'Verneの2ndアルバムやジャッキー・グラハムのアルバムなどで多くの曲をプロデュースし、「Your Love Sends Me」などはBlus & Soul誌で1位を記録しました。1999年にはGIANT SWING名義の1stアルバム『Masterpieces Volume 1』が発売され、メジャーデビューを果たしました。

2000年にはアトランタに拠点を移し、2007年以降、再びGIANT SWING名義で活動を開始しました。MICHICOらとのシングル「GET UP」をリリースし、アルバム『GIANT SWING DELI』でも大規模なコラボレーションを実現しました。

受賞歴

T.Kuraは2010年、EXILEの「I Wish For You」で第52回日本レコード大賞を受賞するなど、業界内での評価が高いことが伺えます。

ディスコグラフィ

シングル

• - GET UP feat.MICHCO, L.L BROTHERS & WARNER（2007年2月7日）

アルバム

• - What A Blessing（1994年・廃盤）
• - Masterpieces Volume 1（1999年7月16日）
• - GIANT SWING DELI（2007年3月7日）

アナログ盤

• - Woo Me（1994年）
• - You Say（1999年）
• - DAY & NIGHT（1999年）
• - WHEN I LOOK AROUND（1999年）
• - WOO ME 1999 REMIX（1999年）

T.Kuraは、その独自の音楽センスと確かな技術で、日本の音楽シーンに確固たる地位を築いています。彼の今後の活動にも大いに期待が寄せられています。

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