TAJIRI

TAJIRI（タジリ）

基本情報

TAJIRI（タジリ）、本名：田尻義博（たじり よしひろ）は、1970年9月29日生まれの日本のプロレスラーです。熊本県玉名市出身で、九州プロレスに所属しています。プロレス界での存在感を放つTAJIRIは、特にアメリカのWWEでのキャリアにより広く知られる存在となり、日本では「プロレス版メジャーリーガー」とも称されています。

経歴

TAJIRIは、大学卒業後に金融業界で働きつつも、プロレスラーとしての夢を追いかけていました。アニマル浜口ジムにてトレーニングを重ね、1994年9月19日にI.W.A JAPANでデビューしました。しかし、初期のキャリアでは厳しい批判に直面しながらも少しずつ頭角を現しました。特に青いショートタイツと日の丸のルックで知られます。メキシコに渡り、ルチャリブレのトレーニングをした後は日本の大日本プロレスでデビューし、覆面レスラー「アクエリアス」として参加します。

その後は新日本プロレスとの対抗戦や、ECWでの活動にも積極的に参加し、特にマイキー・ウィップレックとのタッグチーム「アンホリー・アライアンス」として名を馳せました。ECWではその人気を背景にタッグ王座も獲得。TAJIRIが長年信じられてきたのはその技術力だけでなく、試合を盛り上げるキャラクターでもあります。

WWEでの成功

2001年にWWEに入団した後、最初の役割はコミッショナー・ウィリアム・リーガルのお茶汲み役でしたが、すぐに彼のユニークなキャラクターが認知されるようになりました。日本語を使ってレスリングする姿は、観客にとって印象的でした。WWEでは多くの試合に参加し、特にエディ・ゲレロとのタッグでは大きな成功を収めました。

また、TAJIRIはグリーンミストと呼ばれる技で知られ、その反則性と独特の演出で対戦相手を一瞬にして圧倒します。2003年にはWWEタッグ王座をエディ・ゲレロとのコンビで獲得しています。

帰国後の活動

WWE退団後は日本に帰国し、ハッスルや新日本プロレスに所属しました。特に新日本での棚橋弘至との抗争は注目を集め、続く試合でもTAJIRIの真骨頂が味わえました。彼のキャラクターはその後も進化し、タッグ戦やシングルマッチで高いパフォーマンスを発揮しています。

最近の活動

近年は、全日本プロレスや九州プロレスといった団体で活躍しており、特に若手レスラーの指導にも力を入れています。プロレス界におけるレジェンドとしての存在感を放ちながら、次世代を担う選手たちへの影響を与え続けていることが彼の強みです。

特徴的な技

TAJIRIのスタイルには多くの象徴的な技が含まれています。彼のフィニッシャーである「バズソーキック」は、その鋭さと威力でも知られています。また、「タランチュラ」や「グリーンミスト」に代表される特殊技も、観客を魅了する要素の一つです。

まとめ

TAJIRIは、日本だけでなく世界中にその名を知られるプロレスラーであり、彼のキャリアは多岐にわたります。数々のリングで示してきた彼の戦いは、タイプやスタイルを超えて、プロレスというエンターテイメントが持つ力を証明しています。今後も彼の活躍に注目が集まります。

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