TALKIN’ ABOUT
『TALKIN’ ABOUT』(トーキンアバウト)は、2021年4月にTOKYO MXで放送を開始し、その後2022年9月からは配信番組へと移行したトークバラエティ番組です。お笑いコンビのニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)がMCを務め、様々な分野からゲストを招き、その素顔や活動について掘り下げていきました。
番組の成り立ちと特徴
番組は当初、音楽をテーマにした
トーク番組として企画され、アイドル、声優、YouTuberなど、ジャンルを問わず多様な歌手やアーティストをゲストに迎えていました。TOKYO MXでのテレビ放送と並行して、トーク部分の公開収録をYouTube Liveで先行生配信するというユニークな形式を採用していた点が特徴です。YouTubeでの公開収録配信後には、ゲストアーティストによるオンライン特典会も実施され、ファンとの交流の場も提供されていました。
TOKYO MXでの放送は2021年
4月17日に始まり、当初は毎月第3、第4土曜日の深夜1時35分から2時5分にかけて放送されていました。これに先立つ形で、YouTube Liveでの公開収録生配信は同年3月9日に初めて行われています。
放送形態の変更と内容の変化
2022年9月25日の放送をもって、TOKYO MXでのテレビ放送は終了しました。この変更について、MCの屋敷氏によれば「契約切れ」が理由で、以降は新たな収録分が再編集された上でYouTubeで配信される形式へと完全に移行しました。テレビ放送時代から楽曲はミュージックビデオの紹介程度に留まっていましたが、配信への完全移行後は、著作権の問題などから一部を除いて楽曲が流されることはほとんどなくなりました。
MCの変遷と番組の展開
ニューヨークがMCを務める『TALKIN’ ABOUT』は、2022年6月6日収録分をもって一旦区切りを迎えました。その後、ミニ企画を担当していた島山裕允氏と和地つかさ氏がMCを務める『TALKINʼNEO』という形で番組は継続されました。
しかし、そのわずか約2ヶ月後の2022年8月9日からは、『TALKIN'ABOUT season2』として再びニューヨークがMCを務め、番組は再スタートを切りました。このシーズン2では、必ずしも歌手に限定せず、より幅広い分野からのゲストを迎える
トーク番組へとコンセプトが拡大されました。特に、お笑いコンビの
ラバーガールが出演した回以降は、「アーティスト気質」を持つ人物であればジャンルを問わないという方針が明確になったようです。『TALKINʼNEO』も、season2の開始後も不定期ながら継続して制作されました。
ゲストと番組の終焉
番組には、前述のコンセプトのもと、非常に多岐にわたるジャンルから様々なゲストが登場しました。アイドルグループやソロ歌手、声優、YouTuberに加え、Season 2以降はミュージシャンや芸人など、「アーティスト気質」という新たな括りのもと、バラエティ豊かな顔ぶれが招かれています。
番組から正式な最終回のアナウンスは行われていませんが、記録上、最後に収録が行われたのは2023年7月に実施された特別企画『TALKINʼNEO × 七夕ゆかた祭り』であると見られています。
多くのスタッフが番組の企画・制作、技術面を支え、この独特な
トーク番組を視聴者・ファンに届けていました。