TATSUJI

TATSUJI (元キックボクサー)

TATSUJI（たつじ、1981年7月23日 - ）は、日本の元男性キックボクサーであり、元アマチュアボクシング選手。本名は高江 達二（たかえ たつじ）。福岡県出身。大東文化大学卒業。アイアンアックスに所属していた。

立ち技格闘技イベント「R.I.S.E.」の看板選手として知られ、K-1の中量級大会「K-1 WORLD MAX」のリングでも活躍した。

人物

ビッグマウスの持ち主として知られているが、その素顔は負けず嫌いで向上心旺盛。将来の夢は「億万長者になり、いい車に乗っていい家に住む」ことであった。

アルバイトをせずギャンブルで生計を立てていた時期があり、選手紹介VTRでもパチスロをする姿が放映された。

来歴

アマチュア時代

ボクシングをバックボーンとし、高校3年間と大学4年間、アマチュアボクシングで実績を積んだ。全日本選手権、国民体育大会では優勝を逃したものの、それぞれ3位に入賞。2008年の北京オリンピックアジア予選日本代表候補にも名前が挙がったが、プロの格闘家として生きる道を選んだ。

プロ格闘家時代

2005年12月18日、格闘技団体「R.I.S.E.」が主催する「R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '05」に出場。1回戦で我龍真吾に判定勝ち、準決勝で水谷秀樹にダウンを奪い判定勝ち。決勝戦では白虎を右ローキックでKOし、見事優勝を果たした。優勝後、リング上でK-1参戦を宣言し、試合を観戦していた谷川貞治K-1イベントプロデューサーからも高評価を得た。

2006年2月4日、「K-1 WORLD MAX 2006 〜日本代表決定トーナメント〜」でK-1デビュー。1回戦で山本優弥をTKO、準決勝でHAYATOを判定で下したが、決勝では佐藤嘉洋に判定負けし、準優勝となった。

2006年9月4日、「K-1 WORLD MAX 2006 〜世界王者対抗戦〜」でマイク・ザンビディスと対戦。互角に打ち合うも判定負けを喫した。試合後には判定への不満を露わにした。

2007年2月5日、「K-1 WORLD MAX 2007 〜日本代表決定トーナメント〜」に出場。1回戦でHAYATO、準決勝で安廣一哉をそれぞれ判定で下したが、決勝で再び佐藤嘉洋にKO負けし、2年連続で準優勝となった。

2007年4月4日、「K-1 WORLD MAX 2007 〜世界最終予選〜」でアルバート・クラウスと対戦し、判定勝ちを収めた。しかし、この判定には疑問の声も多く、本人たちも納得していなかった。谷川プロデューサーは彼の決定力不足を指摘した。

2007年6月28日、「K-1 WORLD MAX 2007 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜」でアンディ・オロゴンと対戦し判定勝ち。その後、K-1競技統括委員会から「打ってはクリンチをする戦法がK-1ファイターらしくない」と警告を受けた。

2007年9月30日、「SHOOT BOXING 2007 無双 〜MU-SO〜 其の四」で宍戸大樹にダウンを奪われ判定負けを喫した。

2008年2月2日、K-1 WORLD MAX 2008 〜日本代表決定トーナメント〜に出場。1回戦で前田宏行と対戦し、1RKO負けを喫した。

2009年2月23日、K-1 WORLD MAX 2009 〜日本代表決定トーナメント〜に出場。1回戦で3年ぶりの再戦となる山本優弥と対戦。序盤に的確にパンチをヒットさせるも、決め手を欠き延長R判定負けとなった。

2009年4月21日、K-1 WORLD MAX 2009 FINAL16のオープニングファイトで龍二と対戦し、判定勝ち。

2009年11月22日、RISE 60で行われたHAYATOの引退試合で対戦し、判定勝ちを収めた。

2010年3月27日、K-1 WORLD MAX 2010 〜-70kg Japan Tournament〜の1回戦で中島弘貴と対戦し、2Rに2度のダウンを喫しKO負け。

2011年2月、引退を表明。RISE74（後楽園ホール）で引退セレモニーが行われた。

戦績

プロキックボクシング

(省略)

アマチュアキックボクシング

(省略)

獲得タイトル

R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '05 優勝
K-1 WORLD MAX 日本代表決定トーナメント 2006 準優勝
* K-1 WORLD MAX 日本代表決定トーナメント 2007 準優勝

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